「うたう」という表現行為

「うたう」という言葉の語源には二つの説がある。
一つは「訴う」が変化したものというもの。
これは、「うったう」を繰り返して唱えているうちに「うたう」になるからだ。~略~
もう一つには「打ち合う」という説がある。「うちあう」も繰り返しているうちに「うちゃう」・・「うたう」に変化してくる。
この二説を合わせると「うたう」という行為の意味が明確になってくる。
自分の気持ちを歌にのせて訴え、その訴えを聴く人が「その通り」と心を打ち合わせ、手拍子で応援するなど、うたうものときくものが心を合わせる。つまり心のコミュニケーションをすることが、「うたう」ということばの語源といえる。
 
「保育実習」による抜粋 参考書より
私が、子どもを保育士さんに預けた時に、この言葉の意味を深く理解することができました。
赤ちゃんであっても、何か表現しようとする力をキャッチして、心で受け止めて子どもにかえす力こそが、母親 教育者に求められる五感。豊かさだと思う。
いいお母さんなんていない。
どうしてか・・・みんないいお母さんだから比較がない。ということ。
子どもにとって どうあるべきか、みんな考えている。
子どものなきごえで、どうしたいかわかろうとする力こそ、子どもの情操をはぐくむのだと思う。
決して、絵がうまく描けることが情操ではない。その絵が何を表現されているのか考える、褒める たたえることができる。そのような教育者になりたいと心から思いました。
尊敬する佐俣先生に、今でも感謝の気持ちは変わりません。

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