京都新聞5月29日より
「煎茶献じ葵祭の無事感謝」
厳かな手つきで煎茶をいれる小川可楽家元嗣
葵祭をしめくくる煎茶献茶祭が28日下鴨神社で行われました。境内には煎茶の本席と、塩漬けしたシュンランを用いた香煎席席が設けられました。
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お招きいただき誠にありがとうございました。
今橋剛和・裕子
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今日のお稽古のお菓子とお花です。
「青梅」お菓子です
紫陽花 柘榴 京鹿の子
お花も、もうすぐ「夏」という感じです。
5月
新茶の季節です。
若々しい緑に包まれた街を歩くのは、とても気持ちの良いものです。
京都では「葵祭」の行事が執り行われます。王朝の雅を今に伝える貴重なお祭りです。
小川流も28日葵祭献茶式、並びにお茶会を務めさせて頂きます。今年も香煎席を伏見教室の皆さんがご奉仕させて頂く事になり、皆さん気合い充分です。
ところで、こんな詠をご存知でしょうか?
「山門を出れば(いずれば)日本ぞ茶摘みうた」
中国明風の情緒溢れる黄檗山萬福寺、生活様式も読経も中国式。まるで中国に来た様な錯覚にとらわれます。昔は会話も中国語だったそうです。
その門を出たら、門前の茶畑から茶摘み唄が聞こえてきて、ここは日本なんだ!と我に返った一瞬を詠まれたものです。
今橋治楽
京都伏見煎茶教室
「紫蘭」
お菓子は「菖蒲」です
4月
「新年度」新しい出会いの始まる季節です。
人間関係を中心に周囲の環境が変わる機会が増える方も多い事でしょう。
胸を弾ませている人、環境の変化に戸惑っている人、不安な人、そんな心の定まらない時こそお茶の出番です。お茶はひと息つける余裕と安心を与えてくれます。このひと呼吸が大切なのです。
特に人に「さぁーどうぞ」と、淹れて頂くお茶程、美味しくて嬉しいものはありません。その思いやりに叉、感動が生まれたりするものです。
伏見教室の皆さん!新年度、先輩に.同僚に.後輩に、心のこもった美味しいお茶を淹れてあげて下さい。
お茶は、人と人とを繋ぐ架け橋になってくれます。
新しいスタートの季節、より良い人間関係を築く為にも、お茶の魅力を存分に伝えていってもらいたいものです。
お菓子も桜でした。お皿は三代貴古のデザインを四代貴古が再現したものです。
桜色があちこちに。先生のお洋服も桜色です。
今日のふしぎちゃんはお香を支えています。
お香を支えるのも桜でした。マエストロ貴古ワイングラス
今年はまるで季節を間違えたのかしら?と思わせる位、一
この3月はお茶を淹れる者にとっては、とても敏感でなけ
啓蟄でそろそろ虫も動き始めて、人間も程良い春の日差し
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暑い、寒いと騒ぐのは人間だけかもしれません。自然の摂
弥生3月はやはり雛祭りでしょう。 京都では「ひちぎり
女性の節句、子供だけではなく全ての女性が祝い楽しんで
今橋治楽先生
お菓子はたんぽぽです。