京都伏見お煎茶教室 11月

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11月
お茶の世界では本来「茶人の正月」に当たりますが、9月19日に御家元が逝去された為、今年は自粛し御家元を偲ぶ月としましょう。
御家元はお稽古場の大好きな方でした。お弟子さんらと会話をしながらお茶を頂く、そこにポッと一言「金の言葉」を下さいました。
その積み重ねが今の私の財産となっております。この財産を一人でも多くの小川流を愛する人々に伝えていかなければと思っております。
先月より御家元のご意向により剛和氏が作られた作品をご紹介しておりますが、今回は「鷺の水注」です。これは三清庵の一番上にある茶室(風の茶室とも言われます)「参鷺庵」誕生に合わせて作られたものです。
「参鷺庵」の襖絵は下村良之介画伯の手によるものですが、そこに三羽の鷺が描かれており、それに因んで三羽の鷺を浅黄色を入れた五彩の色を使って作って欲しいとの要望により出来たものです。
この鷺の水注が出来た事により、やがて鴎盟手前誕生へと繋がっていくのです。
格調高い一品です。

今橋治楽

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