京都伏見アトリエ遊お煎茶教室

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四月
入学式、入社式、異動、転勤など人間関係が大きく変わる月です。
最初に顔を合わせた時や話した時の印象は大事なものです。
その時に発する「言葉」も、人間関係を作っていく上で大きな影響力を持ちます。
「言葉のちから」ですね。

私が三十代の時、小川流のお稽古を担当するにあたり、目上の方への指導に非常に困った事がありました。敬語ばかり使っていては上手く、素早く、的確にお伝えする事が出来ないのです。
指導するにあたり一番大切にしている事は、いかに美味しいお茶を淹れられる様言葉で誘導するかです。
ここで「言葉のちから」が問われてきます。
文節は短く、その瞬間に合わせて言葉を入れていく。
なかなか難しいものです。

それでNHK京都放送局アナウンサーの開講しておられる「話し方教室」に通いました。そこで得たものは沢山ありましたが、特に、我が国の文化は我が国の美しい日本語でお伝えするのが一番良いと云う事でした。(通じないと話になりませんが)
そして、「言葉が人生を作る」と云う事も学びました。
四月、この事をもう一度思い返し美味しいお茶と共にスタートを切りたいと思っております。

今橋治楽

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