京都伏見アトリエ遊煎茶教室

長月
お彼岸のある月であり、名残と出会いの月でもあります。私はお彼岸のある月、3月と9月は季節の微妙な移ろいがお茶を淹れるのを難しくしている様に思います。例えば夏よりか秋よりか、冬よりか春よりかどちらを選ぶのかという事です。
小川流では特に湯加減が難しくなります。
ただ、自然の声を聞き取る事が出来た時は美味しい.納得のいく茶味と出会う事が出来ます。
各自の腕の見せ所ですね。

今年はコロナに振り回され、季節を楽しむこともなくアッ!という間に9月を迎えました。が、そろそろコロナにも慣れ、涼しい風を感じはじめたなら自身の中にも「清風」を吹き通わせ、不安や諸々を鎮めていきたいものです。

実りの秋、お茶の美味しい秋を迎えるまでに、その喜びをしっかりと受け止められる自身に整えていく準備が必要です。
京都伏見アトリエ遊煎茶教室

今橋治楽

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