お菓子は松茸でした。
とても美味しかったです。
お花はホトトギスにすすき、シルエットも秋ですね。
ひかりがあたるとキラキラとうつくしくて輝いて見えました。
もうすぐ本格的な秋ですね。
9月
一年で一番月の美しい季節です。中秋の名月が楽しみですね。
平安時代、大沢池に船を浮かべ、月を愛でながらお煎茶を楽しむといった風流な遊びが行われていました。
勿論、詩歌管弦をともなって。
現在は忙しい日々の中、この様な事はなかなか出来ませんが、それでも束の間ゆっくりとお月見を楽しんでもらいたいものです。
気分を盛り上げるには、ススキや月見団子を飾るのも宜しいですが、籠に秋の果物をたっぷりと盛ってみるのも一興です。
もうそこまで秋は近づいています。
お茶の淹れ方にも気を配る月なのです。朝晩は秋の気配を感じる風がありますが、日中は真夏を思わせる様な暑さにうんざりします。この自然の移ろいを、自然の運行を感じ取りながらお茶を淹れていきます。
人各々によりキャッチの仕方が違う為、茶味も各々で個性が表れます。
お手前をする人も、飲む人も、その味の違いにハッ!とし気付きが生まれます。
秋本番に向けて腕を上げていく月でもあるのです。
お花は、ケイトウ ホトトギス リンドウ
お菓子は 重陽 菊
お盆が過ぎて、秋の気配がただよう教室です。
教室に「こおろぎ」が入ってきました。
びっくりしました。
お菓子は「秋桜」です
よいお茶を引き立てるものは、よいお菓子であり、よいお菓子には素晴らしいお茶が欠かせないという意味の「茶菓良友」という言葉があります。元来、煎茶ではお菓子を必ずしも必要とはしていませんでした。茶味、つまり茶本来の旨みの中に素晴らしい甘みが備わっているため菓子は不要である、という考えがあったからです。
”茶味、滴々”で、小川可楽家元嗣が語られています。
香川県のお干菓子ですが、お煎茶といただくとどんなに疲れている時もお顔がにっこりします。ふしぎちゃんワイングラスにぴったりでした。
7月
京都は祇園祭です。この月に入ると「うだるような暑さ」と云う形容詞が使われますが、今年は特にそれを実感しました。
1日より3日間造形芸術大学のスクーリングがありましたが、学ぶ方も、指導される方も一生懸命で、正にうだるような暑さの中頑張って下さいました。
授業中少しでも「涼」をとってもらおうと、モデル手前に冷淹手前を追加したのと、風を起こす「団扇」のお菓子をご用意しました。学生さん達には大変好評でした。
八坂神社では7月中は平安祈願の神事が執り行われる為、京都の人は個人のお願い事の参拝はご遠慮します。(神様もお忙しいので)
23日の後祭りの御献茶式でこの月始めて参拝が出来る訳です。7月31日の夏越しの祓いで無事に終了となります。
ですから、他と違って七夕も8月7日、お盆も8月とひと月ずれることになります。
最近、外国の方が嬉しそうに団扇を持って観光されている姿を目にしますが、我々日本人も改めて「団扇」の良さを見直しては如何でしようか。
自分で扇ぐと風のあたりが心地良いものです。 チリンと聞こえる風鈴があれば、もう京都の夏ですね。
京都伏見お煎茶教室
今橋治楽
6月
梅雨入りです。
雨に濡れた紫陽花の美しい季節でもあります。
お菓子も口当たりのツルンとしたものが嬉しいものです。
お茶席に使う場合は、紫陽花きんとんの上に露が落ちてる
梅雨=ウットオシイと思わず、たまには雨音に耳を傾けて
強い音、弱い音、色々なリズムがあるものです。
お気に入りのお茶と水羊羹で一時雨音を楽しむ、梅雨と上
もう直ぐ来るカンカン照りの7月を前に、しっとりとした
日本ならではの梅雨なのですから。
花「山法師」
お菓子「桔梗」