京都伏見アトリエ遊お煎茶教室
京都伏見アトリエ遊煎茶教室
如月
今年はインフルエンザが猛威を振るい体調を崩してある人も多い様です。
こまめに手洗い、うがいをする事、そしてお煎茶を飲む事。風邪予防にはお煎茶はお薦めです。
2月2日は教室の近くにある「伏見稲荷大社」の初午です。この日にお詣りする事を「福詣り」と言い「志るしの杉」を頂き、お多福さんの顔を家の中心に向けて飾ります。「福が来ます様に」と。
今月はお茶会本番の道具建てでお稽古に入ります。そろそろ心の準備もして頂こうと思います。
各々に役割があり、お手前.取り次ぎ.お運び.そしてお役目と盛り沢山な為、頭も心も混乱しない様にする為です。
案内状の発送も準備が整いました。2月4日は立春です。ご招待するお客様のお手元にご案内が届くと思います。
宜しくお願い致します。
今橋治楽先生
京都伏見アトリエ遊煎茶教室
睦月
新しい時代の幕開けです。
とは言え、まだ4月いっぱいは平成の時代です。
この三十年を振り返ると色々な思いが甦ってくるのではないでしょうか。
夢や希望を持って前に進んだ事・迷った事・見失いそうになった事・等々
そんな様々な場面に寄り添う様に「お茶・煎茶」の存在があったのなら嬉しい事です。一息ついて考えられたのですから。
昨年より皆さんと力を合わせ3月のお茶会に向けて頑張っておりますが、ただ「お茶会」を開くにとどまらず「お茶会」をする事によってもたらされる効果についても考えてみたいと思っております。(お笑いが癌抑制に効果があるみたいな・笑)
薬としての側面を持っ「お茶」そんな「お茶」を文化的に知的に風流風雅に楽しみ場こそ、「お茶会」ではないかと思います。
2020年に向け、もっと身近に「煎茶の世界」に触れられるにはどうするのが良いか、熟練者には求めに応じてそれに向き合える茶会の在り様とは等々
あらゆる可能性を考えてみたいと思っております。
今年も宜しくお願い致します。
京都伏見アトリエ遊煎茶教室
京都伏見アトリエ遊 煎茶教室
師走
今年の京都は何時もにも増して華やかで賑やかです。
「南座」が新しくなり顔見世興行が始まっているからです。何方もお洒落をして嬉しそうにお仲間と話ながら「南座」に向かわれる様子は、見ているこちらまで微笑ましくなります。
京都の師走はこうでなければならないと思っております。((笑)
ところで伏見教室の師走も忙しくなってきました。
来年のお茶会の準備を始めているからです。
それにしてもベテラン組を中心にお弟子さん各々が色々知恵を出してくれて準備が進んでいくのは指導者としては嬉しい限りです。頼もしいです。
年内のお稽古をしっかりと努め納得のいくものを掴み、新しい年を迎えて欲しいと思います。
京都伏見アトリエ遊 煎茶教室 11月
11月
「壺切り」(一般には口切り、建仁寺さんと小川流は壺切りと言う)の季節です。
熟成されたお味を楽しむ「茶人の正月」になります。
ですが、今年の立冬はことのほか暖かく、背筋がピンと伸びる様な冷ややかさが物足りませんでした。
でもお茶の味は順調です。
来年のお茶会は少し扱い難い宜興の朱泥の急須に挑戦してもらおうと考えております。「半陶器半磁」と言って土が呼吸します。ですので土が水分を吸う量も考慮して湯加減をしなければなりません。
お手前の順番によって急須の状態が違っている為、淹れ手はよく判断をしてお手前に望んでもらわなければなりません。
もうこれには一にも二にも経験しかありません。
初めての人が多い中、どこまでやれるか頑張ってみましょう。
京都伏見アトリエ遊 煎茶教室
今橋治楽
京都伏見アトリエ遊煎茶教室 10月
10月
朝夕の涼しさと日中のしのぎやすさに、ようやく秋らしさを感じられる様になりました。
お茶も段々と熟味が増し美味しくなってきます。
皆さんの腕前も合わせて上げていって欲しいものです。
来年3月のお茶会に向けてのお稽古の中で思うのは、お手前そのものよりも 「歩き方、姿勢、所作、気くばり、言葉づかいのアクセント等々」が気になります。
自身ではなかなか気づかない事だけに、丁寧に注意をし改めていきたいと思っております。
「お茶会」とは、ただ特別な設えの中で特別なお茶を頂くと云うのではなく、受付でのご挨拶を済ませて待ち合いに、本席へと誘われて席入り、そして充実した舞台を見るかのごとき内容をもった茶会であり、又この会に行きたいなぁーと云う想いを持ってお帰り頂くものと考えております。
あくまでも理想!
全てが初めての挑戦だけに、どこまで理想に近づけるものか…..
皆さんと共に精進していきたいと思います。
一人一人の成長が楽しみです。
今橋治楽
京都伏見アトリエ遊お煎茶教室 8月
京都伏見アトリエ遊煎茶教室
異常気象と言われる酷暑の中、今年も無事に祇園祭が終わりました。
関係者の方々には大変なご苦労があった事と思います。元々祇園祭には疫病、厄払いの意味があり、滞りなくお務め頂いた事は(7月の大変な災害を見ても分かります様に)京都市民にとっては有り難い神事です。
8月の京都はお精霊さん.お盆等があり7月の賑やかさに比べると、どことなく暑さの中にもしっとりとしたものを感じます。
神事やお盆に欠かせないのがお茶とお菓子。
今年は特に冷たい飲み物が沢山消費されている様ですが、冷房の中で冷えた身体にたまには温かいお茶で癒してあげたいものです。
この暑さクーラーを止める訳にはいきません。せめて温かい飲み物(お茶で)本来のバランスを取り戻したいものです。
京都伏見アトリエ遊煎茶教室 7月
7月
京都は「祇園祭」、大切な神事の一月です。
中でも山鉾町は「ケ」から「ハレ」へと移り、町がそのままハレの舞台となります。山鉾町以外の者にとっても今年は平成最後のお祭りだけに特別な一月となりそうです。
そんな思いでお祭りを拝見すれば、今まで気づかなかったものとの出会いもあるかもしれません。京都らしさの発見もあるでしょう。
そしてこの時季に合わせて登場するのが「小川流冷淹手前」です。一般に云うところの冷茶とは内容が異なります。
炭に代えて氷を用い、茶器も目に涼しげなガラスにして冷たい甘露な味わいを楽しみます。
「祇園祭」のその日だけ作られる「柏家光貞」さんの「行者餅」は有名でお茶と共に頂くとTHE祇園祭を実感できるものです。
これを頂かないと上半期の厄が落ちないと云う人もおられるくらいです。
伏見教室も上半期を振り返り、下鴨神社でのお茶会の経験を大切に見直す所は見直し次に繋げていきたいと思います。
さぁー!暑いですが次に向けてのスタートです。
京都伏見アトリエ遊
煎茶教室
今橋治楽