京展2014 6月3日より19日 京都市美術館に出品しています。

この品物には、京焼としての必要十分な技法が盛り込まれています。

轆轤(ろくろ)でいえば お皿 ふくろもの(胴体) 手びねり

絵付けでいえば 染付 上絵付け 金銀彩および色絵

京焼は新しい素材(新しいラスター)と出会った時にそう消化して取り組んでいくのか前に向かう原動力となっていたはずです。

そして、この作品は私たち夫婦の最も近くにいる者たちへのメッセージでもあります。

2014年6月3日 マエストロ貴古 今橋剛和 裕子

ごあいさつ 四代貴古 今橋剛和

ホームページの一新にあたりご挨拶申し上げます。

長く続く不況の中 今まで通りの陶器を作っていてはいけないのではないかと苦悩する中たどり着いたのが「マエストロ貴古」というあり方でした。あまりにも存在の大きな三代貴古の次をになうに当たって 一人のしかも内々に入っていく陶器屋の思考ではとても打開できないもう一人の全く違う視点を持ったシロウトではない人物。あっ、となりにいた(裕子)でありました。彼女はどう思っているかわかりませんが、少なくとも活動を始めて二年。私自身の中でこれまでの伝統工芸に対する接し方が変わってきたのは確かであります。ホームページ一新にあたり四代貴古としてのものが作っていけそうに思います。彼女本来の仕事は別にありますのでこれまでのようなマエストロ貴古の活動は少しゆっくりになるかもしれませんが マエストロ貴古・四代貴古をこれからも温かくみまもってやってください。簡単ではありますが、ホームページ一新にあたりご挨拶もうしあげます。