我が家にゲーム機がないのは、U介さんが、美術館 博物館 図書館 コンサートホールが大好きだったから。3年生の時に、京都コンサートホールの 指揮者の対面の席を予約。鉛筆を振り、指揮者のマネ。・・かなり恥ずかしいことになった。コンサート終了後、指揮者の方にはファンレターを書くことも忘れない。そんなU介さんの後ろをそっとついて行った。
4歳の時は、クラシック音楽の生演奏で踊り狂って・・そのまま失禁。
私はいつも不安で、心配です。
いまでも、そうです。
ところが、弟ののりさんは、美術館 博物館は退屈。コンサートホールでは寝る。図書館も行かない。「おれはお兄ちゃんと違って、外で遊びたい。友達と遊びたい。」
それでいい。むしろ、そんなこどもらしい感覚は 素敵だと思ってきた。
それで、ゲーム機を買うことに家族会議で決まった。
PSPがやってくる。
お金はサンタさんが持ってきてくれた。
「手紙をよんだよ、のりくん。最近こまったチャンなんだそうだね。おかあさんの話をよく聞くんだよ。そしてPSPがほしいんだね。なんにでも変わる紙を入れておく(5000円)から、お兄ちゃんと相談しな。きみの三田。」
あいつ。やりやがったな[E:sign04]と・・
お兄ちゃんにも「5000円あるから、のりのために使うように。三田より」とのことだった。
のりは、早速、市場調査。どこの店でいくらで買えるか。そして攻略本を探す。
バスの定期でどこでも行く。
さあ我が家のゲーム機ルールをつくる。しばらくしてお正月のお年玉を全部出し合って最後にどの店でどうやって買うかきめる。
「もちろん百人一首を30個覚えてからね~。」
と私。お楽しみのカウントダウン。
代償として、サンタさんを信じる時間が終わった。
[E:shine]
なんだか、あの高視聴率の家政婦の話の最終回 そういえば、見ていたような。男三人で。
[E:heart02]今年もあと少しですね。
楽しい子どもとの時間を大事に。
よいお年を。