はる なつ あき ふゆ
子育てをしていて一番の そして最大の行事はこの季節の移り変わりではありませんか?
季節によって 食べるもの きるもの 住まい 子どもとの成長にあわせて 毎年同じ夏でも全く違います。
季節に合わせた音楽。
[E:note]お山に雨がふりました
後から後から振ってきて
ちょろちょろ小川ができました。
オリジナル音楽絵本、「カラフの旅」です。その情景の美しさと自然のすばらしさに感動して 子どもが就学前の5歳児さんのとき、保育園で泣いたことがあります。
それは U介が5歳のとき 突然 毎朝保育園の前で「お母さん いかないで。」と叫び大声で泣いたときがあります。4月・・5月・・6月・・7月火がついたように泣きます。もうだめだと思ったときに保育園の 前の園長先生が,立っておられました。
「お母さん 今年もせみがようないとるね。 せみってなんで夏をわすれへんのやろうね。うまれて土のなかで7年。今日という日をわすれないで 必ずせみになる。子どもにもきっと成長というものには そういう時があるんちゃいますかね。今 泣いているU介君の気持ちの中になにかあるねんやろうな。」
その日は プールのお手伝いで、園児の体を拭く手伝いのため 保育園に行きました。プールの中の5歳児さんは みんなまだまだ子ども。子どもはみんな同じ成長ではない。でも必ず自分が、自分の力で何かをやっていく・・ やっていける力を、身につけるときがくる。そこでは必ず 力になってやろう。U介には小学校の入学の時ではないと、気がつきました。
私はU介の成長にあわせ、一緒にゆっくりやってきました。塾には入れませんでした。あれほどアトリエで偉そうにペーパーはしたほうがいいとか言っていますが、実はU介には小学校高学年になるまでは、何もしていません。図書館のクーラーにあたっていただけの日もありました。
最後に泣いてしまったのが 前の園長先生が
「いまはしさん。特急列車にU介くんをのせないで、鈍行列車(どんこう・・普通電車の昔の呼び名)に乗り換えようか。そして駅の景色 香り 楽しんでいこう。」
そこで せみのように・・なきました。夏のキラキラ光る水しぶきのなかで、目にしみる緑の保育園お庭での、おばかな 私の話です。
長い記事にお付き合いすみません。