U介さんが、調べてわたしてくれた。
「お母さん。うさぎって不思議な生き物やねんで。
やっぱり、作品作るならうさぎがええんちゃうか?」
なんだか、心配していたようです。
やっぱりぽっかりあいた心の穴。わかっていたんやね。
2年ほど苦悩していることまでも・・。
さて、その不思議な動物・・ふしぎちゃんのお話のもとになる根拠です。
南方熊楠全集 1
十二支考より、
1、兎は賢くて生命力があり 神とあがめられている生き物である。
2、アメリカの黒人はうさぎの頭を生でたべると賢くなると信じている、和歌山県ではうさぎの足を痘瘡の治療につかわれた。
3、北アメリカのアルゴンキン人は最高神としてうさぎ(みちゃぼ)を崇めている。閻魔大王の役割もある。
で、さらに 南米の大陸を作ったのもうさぎ(大兎神)
4、うさぎ・・ヘヤー、自然界のうさぎ と、ラビット(かいうさぎ)はちがう。
ラビットはヘヤーより小さい。
ヘヤーの方は 生まれてすぐに自立する。自分で食べ物を探す。巣も自分で作る。
ラビットは目が見えずに生まれて、巣も親がつくる。
蕪を食べるとき ヘヤーは 皮をはいで中身だけ食べる
ラビットは 全部食べる
ラビットは耳が小さく頭が小さく後ろ足も短い。
5、月にのぞんで子どもを産む。(博物志 より)
6、うさぎが敵を避けるのに頭をよく使い、犬に嗅ぎつけられるのを避けるために湖に入り泳いで逃げることがある。
(ウッド 博物画譜より)