昨日は仕事場の掃除をしていると、スケッチブックを見つけました。今更ながら、広い視野で京都の工芸全般を見ておられたんだと、感銘しました。
三代貴古
「京都は、ほかの工芸品も王朝風の伝統を継承する工芸品が発達し 漆器 京人形西銀織 京友禅等 優れた作品を生み出し続けてきました。
京焼はほかの工芸と比較すると やや遅れて安土桃山時代から江戸初期の時代に誕生しましたが、その契機となったのは当時広く流行していた茶の湯でありました。
これを契機に京焼は発展するのですが 歴史的文化的風土の中で ほかの産地に見られない優美さの追求をするのには まず 原料が出ないため 全国各地の土を集め、いろいろな工夫を重ねて京都ならではの独特の焼物作りに精を出してきました。」
そこから、ものづくりのあるべき姿が書かれていました。
写真は四代貴古の茶壺です。
歴史は作られる。
いつの時代でも、時代に合わせて,変化することができるものこそが生き残る..。
これから、どうあるべきか続きのページを大事にしようと思う。