ジャクソンポロック
抽象画家は色々な方法で絵をかきます。
「たらしこみ」 といえば告げ口することではありません。技法です。絵の具をたらしこむという感じです。
「ドロッピング」ジャクソンポロックは有名なアメリカの現代美術作家です。偶然の無作為の行為を作品にしています。キャンバスに戦いを挑むようにして描いています。
悲しいことに 人生の最期、全速力で車を運転し壁にぶつかって亡くなったのです。それほど描くことが生きることだったと感じました。
描くこと生きることを真剣にかんがえました。
とても苦しくなりました。
そこで、思いました。
そのような絵と子どものなぐりがきは同じなのでしょうか。
子どもは2歳ぐらいになると自分でやりたい。筆を持たせると放しません。振り回しています。そして絵の具をつけた筆で肩を中心とした曲線から少し複雑な曲線をかきます。
自我もでてきますから指導どころではありません。まさしく抽象画家。
無作為に近いでも自我がでてきてますますダイナミックで、かっこいいです。
こどもは無作為に思い切ってかきますが、それは芸術作品ではありません。
決して神聖なものでもなく、
だからといって、好き放題に絵を描かせることを、自慢するのも少しちがうのです。
では、子どもの絵の指導はどうすればよいのでしょうか。