写真は削っているところです。
削って 仕上げて。素焼きをして 釉薬をかけて 本焼きをして 上絵つけをして 焼成して完成する。本焼きは1250°から1260° 上絵は800°だそうです。
この仕事でなにが大変かですか?
「注文をとってくることです。作ったのはいいけれど・・売れないとね。」
とおっしゃった。
「陶芸の現状」にもあるように今は陶芸界はとても困難な時期である。単に技術だけを持っているだけで乗り越えられる状況ではないことは確かであり、「センス」というものと「売り方」というもの「今までにない」というものまで必要になってくる。その陶芸家の方は京焼清水焼という分野で作品をつくっておられる。
陶芸の仕事は作ったものがすべて品物になるわけではない。
ほんの少しの点やかけで品物にならなくなることはよくあることだそうです。
ぼくは、その作品に確かな技術と とぎすまされたセンスが垣間見えたきがしました。