お絵かきの先生ってどういう仕事だと思いますか?
もし、学校の美術の先生との違いを一つあげるとすると。
学校は生徒が毎年変わる。公立なら宣伝しなくても地域の子どもたちがやってくる。
人気のない先生でも息を吸って行ける場所である・・。私にはそんな日はない。うまくいけばどんどん与えなければならない。アルバイトの先生はそれが当たり前なのだから当然だ。それが経営者である。
絵がうまくてもしょうがない。
いかにして、お客様にありがたがっていただけるが。それが勝負の分かれ目。
公立の先生は、おしゃれでなくても許される。
でも人気商売の私は、くっさい先生と思われたらもう終わり。
アイデアが古くても終わり・・女としても、かわいくなければ死活問題である。
それはまあ・・どっちでもいいかも・・すみません
今日の私が準備したものはこれだけ・・案外いっぱいある。
といっても一日の授業のために一日はかかる。
入試にかかわるときは説明会にいき、学校見学にも行く。塾にも挨拶にいく。
むしろ、それなしでは、自信がないし恥ずかしい。
資料は残していったとしても、それで終わりではないし、また新しい問題がでてくる・・終わりはない。
10月ならハロウイン
絵本なら・・魔法、西洋のおばけの本、図書館でがっさりと借りなければならない
玄関も秋の飾りでモチーフにする。絵なら来年の干支。学校で嫌なことがあれば、お菓子をたべたり悩みもきく。宿題もする。
これだけ用意しても、ほとんどが無駄になることもある。
どちらにしても、「ゆうこ先生にきいてもらいたい」「あいつになら話せる」と心をひらいてもらわなきゃだめなんだ。
努力とひらめきは当然の準備でそれに付け加えるならば、
子どもと目線をいろいろにあわせること。
時には友達、時には年下の妹、時にはお母さん、ちょっとだけ絵の先生。
絵を教えている時間は少ない。
これはまるで・・たこやき屋さん。サービス業か?
私はきちんとした教育理念を残したいと思うだけである。
お絵かき教室で学校の成績が良くなるわけではないし、また美術の点数は先生によっても評価が微妙に違う。それでも、お絵かき教室ってこんなに楽しいのだということを実践して、記録して、後に残したいとおもうのです。