高校1年生の勇介君です。個性的で感受性が強い人は「ありのまま」が強すぎる絵になってしまうのです。
そういうひとは「ありのまま」の絵から一歩踏み出さなければいけません。
誰が見てもわかる絵を描くことが入試の絵の第一歩です。
勇介君にとっては、先生が「おかあさん」です。泣いたり笑ったり、お互いに一歩我慢しながら、でも尊重しながら過ごす3時間です。
「描き方がわからない」というときに、どうすれば上手に描けるかわからない。という気持ちが含まれています。
うまく描きたいという気持ちは、比較の上でおこる気持ちです。
今日はまだ描き方を気にしているので、鉛筆の使い方などの説明をして、とにかくどう見えているか考えています。
目のところでようやく描き方を気にしなくなりました。
なんとか「なるほど」というきもちにたどりつけた様子。
入口までは遠く、そこから楽しくなれば簡単なのが石膏デッサン。
壁を乗り越えればまた新しい世界が必ず見えるものです。