6月
紫陽花の美しい季節です。
6月1日は「衣替え」学生さん達は重くて暑かったジャケットを脱ぎ、腕を出して風に当たるのも心地良いものでしょう。
そろそろ慣れてきた学生生活にも減り張りが付き、さぁー頑張ろう!と云う気持ちになるのではないでしょうか。
この減り張りが大切なのです。
京都の街ではこの「衣替え」と同様、6月になると障子や襖を外し簾戸をはめ込み、暮らしを夏向きに整えます。夏の暑さと上手に付き合う知恵と日本人ならではの情緒がいっぱい詰まった伝統です。
お茶の世界でも夏向きに変えていきます。
今年は5月から夏の様な暑さが続き、一体本番はどうなるのかしら?と心配しておりましたが、梅雨入りで「陽の気」(暑さ)も(雨)「陰の気」でもってひとまず収めてくれる事でしょう。
うっとおしい梅雨と思わず、紫陽花を輝かせてくれる雨、雨音も楽しみたいものです。
無造作におかれた、準備の時間も美しい景色です。
お菓子は「早苗」です。