京都伏見アトリエ遊お煎茶教室 8月

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八月
お盆休みや夏休みがあり、世間では旅行や帰省の大移動のシーズンです。
でも京都を見ると出て行くと言うよりは、お精霊さんや大文字の送り火等があり迎える側にいますね。つまり移動しません。
八月の京都は七月の祇園祭の賑わいを持った空気感とはうって変わって、暑さの中にもしっとりとした感じを持つ様に思います。
それはお盆で御先祖様と触れ合う事、大文字の送り火の意味を充分理解していることにあるのでしょう。
お家に仏壇のある方々は毎日お茶をお供えしてられると思いますが、先代家元も三清庵では朝一番にお決まりの赤絵の泡瓶でお茶を淹れておられました。(滴滴で)その二煎目をたっぷりと淹れて私達にも飲ませて下さいました。
考えてみれば煎茶道は流派は違えど、一つの急須(茶瓶)から多くの人に分かち合う「一味同心」の心で成り立っています。仲良くしよう、纏まろう、結束しよう、と云う精神が裏付けされているのです。その名残が「お茶でもしませんか」だと思うのです。
帰省される皆さん、お茶は漢方の側から見ると「冷す」分類に入ってます。わざわざ冷たくしなくてもクーラーのきいたお部屋では、温かいお茶をご家族の為に急須で淹れてあげて下さい。勿論「仏様」にもです。
京都伏見アトリエ遊
お煎茶教室
今橋治楽

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