公衆電話

のり介さんの帰りが遅い。もしかして、観光シーズンで バス停で降りられなくて寝てしまったか?・・と思っていたら 携帯に着信がありました。

公衆電話 です。

「あのね~タクシーで来て。」年配の男性の声

「どこまでですか?」私

「京都駅の伊勢丹の横 ビッグカメラの前のビルの間に。」

「はいわかりました。・・」

公衆電話が切れた。

よこで子どもが「ウオー」と大きな声で泣いている。

のりさんに何かあったかと、自転車を 東山五条あたりにとめて タクシーにのり 電話の主のところに行った。

事件だったらどうしようか・・。

タクシーの運転手さんが、一緒についてきてくださった。

確かに・・のりさんが 泣いている 黄緑の蛍光のジャンバーでよく聞こえる大きな声で 「あ~あ~。」と。

ビルの守衛さんが「お母さん?。この声 よく通るから ほっとけないから電話しました。お母さんしっかりしてよ。」叱られる。

「すみません。」あやまろう。まずは、ご迷惑おかけしました。・・と声が出たかどうか。

本人に聞いてみたら、お彼岸とかで バス停やらバス道がいつもと違って、バスから降りてみた。それから、京都タワーを目指して行ったら ビルの谷間に挟まれているような感じで不安になって 泣きながら 「20円貸してください。お母さんの携帯にだれか電話をかけてください。」とお願いして歩いたらしい。

八時半まで泣き叫び、ようやく家について・・私は どこかに乗り捨ててしまった自転車を探しにいきます。

小学3年になってセコムを卒業したら、まさかの一大事でした。

バス停をかえる。地蔵盆で通行止め お祭りでコース変更。電車ならそんなことはない。3年生でも、やっぱり 寝てしまう。いろいろ重なってしまった。

ようやく、夜九時に・・

・・・

無事に家に帰りました。

“公衆電話” への2件の返信

  1. ご無事でよかったぁ。人ごみの中、とても心細かったでしょうね。偉かったねのりくん(ノ_-。)

  2. 立派にみえたり、赤ちゃんみたいに泣いたり。
    みなさんのおかげですね。私が子育てに専念できるのは…。
    ありがとうございます。m(_ _)m

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