子どもの表現から、どのように絵を読み解くか。ということについて・・説明します。
はじめに一本の描線についてですが、強くてはっきりした線が良い線だと評価されることが多いようです。小学校の受験の塾の試験では特に・・。小学校入試では筆圧がしっかりしていてわかりやすいのは○です。実際ひょろひょろの薄い線は 親としては、頼りなく感じてしまうものです。実は、赤ちゃんの時から線にも個性を持っています。
活発で元気な子は、力強い線をかきます。
心のやさしい子は うるおいのあるあたたかな線をかきます。
落ち着きのある子はゆっくり味わいのある線をかきます。
考える子はいろいろな線や形や色に変化をつくります。
のびのび育っている子どもは、画面いっぱいにおおきくかいています。
自分の力でかくこどもは 絵がいきいきとしています。
これは、ある保育園の園長先生の勉強会でおっしゃったことの一部です。実は大学の受験のデッサンにも同じことが言えます。いろいろな個性や味がいっぱい集まって一枚の絵ができています。その線の一本一本をもう少しよく感じていきましょう。
勉強も同じです。
褒めどころを外さないためには、「こんなところがよかったっよ。」とやる気がでるように個性を伸ばしていきたいです。絵の先生として。
『頑張りなさい』って、テストの結果だけ見て、そのように言うことは簡単です。でも、テストの点だけみて評価するのはもったいないと思います。親としては、実際はそんなに甘いものではありませんが・・。
絵から見た子育て。
多くのいろんな味を持った線や個性が集まって一枚の絵ができてきます。みんな同じでよいでしょうか?頑張ってよかったなぁ・・て思えるような褒め方 のばし方ができるのが、お絵かき教室のよいことろです。間違いがありませんから。。
丁寧にこつこつと描くひとは、根気がありますし、絵が上手な人は素直です。間違えを認めます。それに人の話がきければ・・最高の仕事ができる大人になると信じています。
[E:heart04]
いまはしゆうこ絵本館より。