投稿日: 2014/11/082014/11/08 投稿者: fusigikiko333111月京都伏見アトリエ遊お煎茶教室 茶人の正月です。 この月、壺切りのお茶事があります。 一般には「口切り」と呼ばれますが、建仁寺さんと小川流では「壺切り」と呼びます。 5月の新茶を銘柄ごとに袋に詰め、それを青磁の大茶壺にいれ、周りを煎茶でぎっしりと埋めて密閉しこの月まで寝かせておきます。 そして11月の良き日に(お天気も含めて)御茶師の印と御家元の印の押された茶壺の口の封印を切り、中から一つ取り出して皆と祝います。 正に茶人の正月です。 これから迎える最高に美味しいお茶の季節を、じっくりと、そしてしっかりと楽しみ味わいたいものです。 今橋治樂