一月
一年の始まりの月であり、「睦月」睦み合う月でもあります。
元旦、家族揃ってお節料理でお祝いするのも納得のいく話です。
小川流では、一月七日「初煮会」と云う一門が揃って御家元の手ずからの一煎を頂く習わしがあります。
「一味同心」今年も宜しく、一緒に頑張りましょう、成長しましょうと云う信頼関係を深めるものです。
新春(睦月)に相応しい行事ですね。
この時に使われる茶葉は碾茶、石臼にかけて粉末にし濃茶となる前の状態のものです。
伏見教室の初煮会では、宇治の白川のお茶「歴歴」(代々続くと云う意味)と云う銘の碾茶で、新春を寿ぎ手ずからの一煎を差し上げたいと思います。