6月
梅雨入り、衣替え、夏越しの大祓い等、結構忙しい月です。
蒸し暑い環境に慣れていない身体を気遣いながら、何時もと変わらない生活が出来る様頑張る日々。
着物も袷から単衣に変わり、薄物を羽織った時の軽さは心地よく、まるで天女の羽衣を纏った気分にさえなります。この時ばかりは蒸し暑さも吹き飛びます。着物の持つ不思議はこの様な時に感じます。
そして6月30日、一年前半の厄を落とす「夏越しの大祓い」。茅の輪くぐりをし、水無月を頂いて身体も気持ちもさっぱりとし後半に向けて進んでいきます。
この上半期の締めくくりに、そして蒸し暑さに負けない為に冷たいお煎茶を楽しみたいものです。
何時もなら6月後半から始める夏のお手前も、今年のこの暑さならそろそろ始めても良さそうですね。
今橋治楽