10月
お煎茶 今橋治楽先生より
「 秋の深まりと共に、お茶の味もぐんぐんと美味しくなっていきます。味覚の秋ですね。
もうすでに秋の果物や新米を楽しんでおられる方も多いと思いますが、お茶は新茶よりも古茶(熟成されたお茶)の方が断トツに美味しいのです。
よく人に例えて言われるのですが、新茶は若い人と同じで味わいも爽やかで青く、時々ピリッと舌を刺す様な苦味があるが、古茶(熟成されたお茶)は年輪を重ねた人と同じで、まったりと奥深い味わいを楽しむ事が出来ると…..
何とも耳の痛い、けれど納得のいく例えですね。」
平安神宮にて小川流煎茶 お茶会がありました。
私 ふしぎちゃんが小川流煎茶 お茶会の様子をお伝えします。
今回のお茶会は、お外なのよ。お庭でも美味しいお茶がいただけるの。
それから、椅子に座ってお茶会を楽しめるの。立礼りゅうれいっていうのよ。
私の本当のお楽しみはね・・
こちらです。
この黄色の水注は今回のお茶席のためにパパががんばってつくったのよね。
四代貴古の作品。皆様がとても喜んでくださってとっても嬉しい一日でした♪
ちなみにお菓子は「笹屋伊織」さん
ママのPTA、副会長の大先輩。初めての女性会長候補でいらしたんです。尊敬するおかみさん。
うれしいうれしいお茶会でした。
小川流は今年も大人気。あたたかく迎えてくださって本当にありがとうございました。
京都伏見お煎茶教室
京都伏見アトリエ遊お煎茶教室
第五十五回祇園祭煎茶献茶式
京都伏見アトリエ遊お煎茶教室
6月です
この季節お茶を淹れるのにいつも以上に気を使います。
ご存じの通り茶葉は湿気を嫌います。
葉が湿気を持つと小川流の究極の味が滴的の味がぼやけてしまいます。
この季節 雨の降り方 湿度の程度などなど自然の声に耳を傾け
湯加減をし、最高の茶味を得たいものです。
気温が25度以上の夏日になれば、
小川流の夏のお手前 冷淹手前の登場です。
このお手前は6月22日(日曜日)
近江神宮煎茶献茶祭のお茶会でご覧いただけます。
「才をつくしいろんな思いをかさねて大きな花を咲かせるといいですね。」と言ってくださったのは今橋治楽先生です。あえて身をつくしではなく、私が頑張っている姿をすがすがしくさらりと応援してくださった先生のことがとっても素敵でした。
このお菓子が今日の教室の色の主役。鮮やかなグリーンは「青かえで」です。浪川さんありがとうございます。
東山清水道 にある浪川菓舗さんのお菓子です。おいしいです。
四代貴古の友人で、子どもたちもおせわになっているお菓子屋さんです。
京都伏見アトリエ遊 お煎茶教室
主人は大学を卒業してから「煎茶道具」を学びました。それはそれは細やかな作業で、お茶席で使えるまでに何年もかかりました。「このお茶碗はとてもいいものでとても使いやすく、軽く、形・重さがすべてそろっている。」と言ってくださった、今橋治楽先生。先生(姉)によって本物になっていったように感じられました。
お菓子は「花しょうぶ」
お花は
なでしこ 紫蘭 ほたるぶくろ
環境や家族の思いが重なって 芸術が継承されていくことを
子どもたちが見ています。
大事に使って、本物にしていく気持ちを感じます。
お父さんが作ったものを、教室で使っている。
子どもたちはどんな気持ちで見ているのでしょうか。
主人の仕事を家族で応援していける教室は、とても充実しています。
皆様に感謝です。ありがとうございます。
京都伏見お煎茶教室
5月
新茶の季節です。夏も近づく八十八夜と歌われる様に、立春から数えて88日目、茶畑では茶摘みが始まります。
清々しく若々しい新茶は、いつもの小川流より少し多目に淹れて香りを楽しみたいものです。
5月は端午の節句、そして京都の町を美しく彩る葵祭があります。
賀茂祭として古くから伝わるこのお祭りは、宮内庁の関わる行事でもあり、それだけに小川流の御献茶式もフルコースでご奉仕させて頂きます。
今回は趣向を変えて直会殿が本席となります。この直会殿は伊勢神宮の御用木を用いて建てられたもので、ここに当代家元が考案されました清明手前で皆様に新緑の茶味を楽しんで頂きます。
これは来年式年遷宮を迎えられる、世界遺産下鴨神社様への前祝いとなります。
新緑の美しい自然豊かな糺森で、一日ゆっくりとお茶をお楽しみ頂ければと思います