マエストロ貴古作陶展 御礼

前略

先日は大丸京都マエストロ貴古展にご来場いただき、まことにありがとうございました。

今回は思うところがあり個展と同時に東京ドーム・テーブルウエアフェスティバルに出品することにいたしました。ありがたいことに、ギャラリーエスパス京都で3回、名古屋で2回、個展をさせていただいております。マエストロ貴古を夫婦ではじめて3年、たいへんなハイペースです。作品発表をしなければならない状況もあり このようになったのですが、ここにきて四代貴古としてどうあるべきか考えていたところ、幸運にも東京ドームのお話をいただいたのです。日程的にはたいへんきついものでしたが、四代貴古が多くの方にどのように見てもらえるか知りたかったのです。結果的にはマエストロ貴古展で試みたことが東京ドームでも好評だったということでした。

なりふり構わず3年やってきたことが決して無駄ではなかったとわかり少し安心したところです。
しかしながら私たちをとりまく環境は相変わらず厳しいものです。これからも努力を続けていく覚悟でおりますので、変わりないご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

ふしぎちゃんというキャラクターとともに、これからもホッとするような、あたたかさやぬくもりを伝えていきたいと思います。

今橋 剛和・裕子

三月吉日

2015 マエストロ貴古作陶展 写真ギャラリー

2015年 1月28日(水)~2月3日(火)
大丸京都店6階 アートサロン ESPACE KYOTO

京展2014 6月3日より19日 京都市美術館に出品しています。

この品物には、京焼としての必要十分な技法が盛り込まれています。

轆轤(ろくろ)でいえば お皿 ふくろもの(胴体) 手びねり

絵付けでいえば 染付 上絵付け 金銀彩および色絵

京焼は新しい素材(新しいラスター)と出会った時にそう消化して取り組んでいくのか前に向かう原動力となっていたはずです。

そして、この作品は私たち夫婦の最も近くにいる者たちへのメッセージでもあります。

2014年6月3日 マエストロ貴古 今橋剛和 裕子