早速モチーフにしました。
オリジナリティについて
絵を学び、何かを発表するときに、必ずだれにもできない自分だけの世界を展開しなければならない というようなオリジナリティにこだわります。
普通は 人まねをすれば馬鹿にされます。
そのためつねに評価の対象になるのは、オリジナリティである。
オリジナリティこそ価値をつくるとも考えられています。
しかし必ずしもそうとは言えません。
ジャン・コクトーは「私が一番嫌いなのはオリジナリティだ」と言っています。これは、オリジナリティが競争と差別の上ばかりに成立するからです。
それにもっと言うなら、いったいどこからどこまでをオリジナリティーと決められるのでしょうか。
いちがいには・・区切りがつかない。
私は、新しいものをつくるとき「ここにしかないものはない」と思うようにしています。
また、そのようにして、日常を見ています。
子どもの時からお手本がないとできない。何も自分の力ではかけない。そんな子どもでした。
いまなら、それでいいと思える。
芸大生の時からずっと思っていた。
私には強烈な個性がない。
でも、個性っていうのはオリジナリティのことではない
オリジナリティのない私は、主人の技術の「取り合わせ」が新しい作品を作りました。(お茶の世界では「取り合わせ」というそうです。)そのような気持ちでやればいいのだと思います。
一生懸命生きる結果そうなったことが真実です。それが「信」でした。
これが「マエストロ貴古」で学んだことでした。
ここからは長男の話です。
「稽古と練習はちがう。」先代をほうふつさせる、なにかの面影をほうふつさせる。稽古はそういうことで、それがほめ言葉なんじゃないかな。
だから「うつし」でいいのではないのかな。「うつし」という言葉に 日本の文化の秘密があるのではないかな。
私もそれでいいのだと思うようにします。
「神仏たちの秘密」松岡正剛
より
春休みに突入
奨励賞
子どもの「奨励賞」の文章がとっても嬉しかったのです。
「~(途中から)この真剣な取り組みの成果を生かし今後も芸術を愛しよりよい作品づくりに励むよう期待します。」
まさに、中学生に言いたいこと。
「絵がうまい」とか「下手だ」とかにとらわれず、いろいろな芸術に触れて親しみ、より深くしていくこと。
まさか、表彰状に 愛し・・という言葉が使われるとおもわなかった。
すてきなメッセージを受け取りとてもうれしく思いました。
もうすぐ高校生。
芸術を愛し、本を愛し、、これでよかったのかどうか。迷いながら、バトルもしながら、泣いたり笑ったり。家族で力を合わせてこれからも。よろしくおねがいします。
紙からつくる~大きな切り紙~
紙からつくる~切り紙~
「アンデルセン博物館」 デンマークにあります。
絵本でも有名なアンデルセンは切り絵がとても上手で美術館があるほどに有名だそうです。
私もデンマークに行ったら、行ってみたいと思います。・・行けるかな~。
さて、お正月気分ももうそろそろ終わりです。
それでも、
日本のおめでたい切り紙を切ってみるのはいかがでしょう。
梅はお正月も2月も使えます。
京都伏見アトリエ遊絵画教室教室では、折り紙を五つ折りにして、
工芸の文様のようで、とても美しいです。
私は、この本を見て勉強しました。(*^_^*)
このシリーズを持っています。
花のバージョンがお気に入りです。
紙からつくる~折り紙~
折り紙について
折り紙ってどういう感じで思われるでしょう。
なんだか、創造性(クリエイティブ)から遠いような、たとえばお料理や手芸みたいに思われますでしょうか?
昔こどもが言葉ときこえの教室に通い感じたことがあります。
指先を使って 一つ一つゆっくりと先生と何かつくっていくと、リラックスするというのか、
ふしぎとその過程に、安心感を感じました。
勇介は折り紙が嫌いで、自分なりのやり方でないと納得しないので、先生の指示を全く聞かずに工作をしていました。
それでも、先生は根気強く見守ってくださいました。
そういう経験からですが、私も折り紙をしてみようと思いましてつくってみました。
こちらは、小学生の女の子。うまいなぁ~。
それから柘植先生
おおきな指で、私よりずっと上手だ。。
これは小さい折り紙を60個つくって、5枚の折り紙で一つの花。12個で(12面体)のお花になる。
次男作です。クリスマスに間に合うかな・・。
折り紙の効用としては、
(京都伏見アトリエ遊では)
1、情緒が安定する。
2、誰とでもすぐにお友達になれる。
3、海外でも自慢できるらしい。(生徒の話によれば)
4、リラックスする。呼吸が安定してくる。
5、信頼関係が作れる。作り方を知っていると質問してくるので先生としてもうれしい。
6、子どもがおひざの上にのってくる(アトリエのこどもたちだけかもしれないが・・)
一生懸命つくっていると、ついつい子どもを私の足の間に挟んで、近い距離で熱心に作ることになる。なんて失礼な先生だろうか。すみません・・。
そういうことを経験しあううちに・・
不安やイライラ。ストレス解消になっていきます。
紙からつくる
京都伏見アトリエ遊では、多面体をつくっています。
一度つくってみませんか?
簡単にできます。
ユニットで繰り返せば、工作は5歳から。コンパスや定規を使えばますます勉強にもなるしね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%A4%9A%E9%9D%A2%E4%BD%93
多面体の説明です
……………………………………………………………….
正多面体の表面積、体積は一辺を a とすれば、概略下記となる。
名前と図 | 構成面 | 辺 | 頂点 | シュレーフリ記号 | 表面積とその概数 | 体積とその概数 |
---|---|---|---|---|---|---|
正四面体![]() |
正三角形 | 6 | 4 | {3,3} | ![]() ![]() |
![]() ![]() |
正六面体![]() |
正方形 | 12 | 8 | {4,3} | ![]() |
![]() |
正八面体![]() |
正三角形 | 12 | 6 | {3,4} | ![]() ![]() |
![]() ![]() |
正十二面体![]() |
正五角形 | 30 | 20 | {5,3} | ![]() ![]() |
![]() ![]() |
正二十面体![]() |
正三角形 | 30 | 12 | {3,5} | ![]() ![]() |
![]() ![]() |
双対[編集]
正多面体は、適切に頂点を選ぶことで別の正多面体を作ることができる。 代表的なものは各面の中心を結ぶという操作で、
- 正二十面体 ↔ 正十二面体
- 正六面体 ↔ 正八面体
- 正四面体 ↔ 正四面体
の様に作ることが出来る。これらの関係を双対という。このうち正四面体は正四面体自身になる(自己双対)。
ほかには、
- 正六面体の1つおきの頂点 → 正四面体
- 正十二面体の適当な頂点 → 正四面体、正六面体
- 正四面体の各辺の中点 → 正八面体
- 正八面体の各辺を黄金分割して結ぶ → 正二十面体
などがある。
星型正多面体というものもある。
…………………………………………………………………..
これは、サッカーボールで多面体ではないですが、
コンパスをうまく使えば簡単にできます。
まだまだ、アトリエには色々な方法で立体基礎を学びます。
アニメーション
最近の特徴なのかもしれませんが、
「上手な絵を描いたので先生見てください」
そのほとんどがマンガなんです。
これは、素晴らしいことだと思います。
そういえるようになったのが最近です。
先生は、「マンガやマネはいけない。」といいました。おそらく30年前はそうでした。
今は、
マンガは、日本が世界に誇れる文化・・
どれほどの人を魅了しているか。
マンガミュージアムだって京都にできました。
私が大学院在学中のときに
小学5年生以上のクラス(現在のアトリエ遊 永和教室木曜日)
みんな大好きな ドラゴンボールの絵を描いていました。
やんちゃ系男子が多かったです。
お絵かきが好きで、通ってくれました。
感謝です。
アニメでもきちんと模写したり、うつすのはよいことだと思っています。
大学にもアニメーション科もあるし、
マンガ学科が大人気
上手く描こうとすれば
きちんとしたデッサン力が必要になってきます。
それでいいのだと思います。
自分がかっこいいと思って描いた絵が家族に褒められて
そういうことが自信になって
どんなことにも取り組めるようになれば
私にとっては最高にうれしいことです。
この写真は模写。5年生男子
こういう模写なら、
学校の美術の評価は高いですね。
色彩構成~テーマ~
さて、何を描こう
というときに
中学生の君たち(なんていうのか、中学生たちへ)
どれだけのテーマをもっているでしょう。
絵にかかわらず
たとえば自然科学(理科数学)
歴史や地理の 社会科学
知識を多く持つこと
絵以外の分野の経験というか実体験を持ち(クラブ活動など)
仲間を一緒に仕事をする。
絵を学ぶときは、そのことに注意して、学ばなくてはなりません。
音楽高校 美術高校も大事だけれど
大人になればなるほど、
色々な経験値が大事になります。
色んな世界を知ってください。
この本は大学受験の時に買った本です。
美術教育を人間形成のための表現活動と考えてつくられた本
「少年の美術」より
美術を学ぶ人へ 佐藤忠良
美術を学ぶ前に、私が日ごろ思っていることを皆さんにお話しします。
というのは、みなさんは、自分のすることの意味を、きっと知りたがっているだろうと思うからです。
中略~
人間が生きるためには、知ることが大切です。
同じように感じることが大事です。
私は、みなさんの一人一人に、ほんとうの喜び、悲しみ、怒りがわかる人間になってもらいたいのです。
美術をしんけんに学んでください。
しんけんに学ばないと、感じる心は育たないのです。
もっと知りたい方は
京都伏見 アトリエ遊へ!
ちゃっかり宣伝します。