三代貴古が逝きました。
8年に及ぶ病院生活、ベッドの上で刻々と変わっていく父親をみておきながら、骨になった姿をみておきながら、いまだ死んだという実感がわいてきません。
私にとって父親はうつむいて轆轤をしているか、デザインを考えているかしか記憶にないのです。
ですから病院での父親の変化は別の人のことのようにみえてならないのです。
これがひとつになるのには、今しばらく時間がかかりそうです。
四代貴古 今橋剛和
10月(神無月)
9月19日(彼岸の入りの日)に、御家元が旅立たれまし
通夜、密葬の時にお会いした御家元は、口を真一文字に結
お花を添える最後のお別れの時、うっすらとお目を開けら
これからは清風に乗って文人らしくご清游されることと思
本当に長きに渡り色々なお教えを頂きましたこと、深く感
心よりご冥福をお祈り致します。
これからは御家元の意向により、剛和氏に作らされた茶器
「色絵四君子茶壺」
これは窓枠の中に四君子を描いた茶壺を作って欲しいとの
枠の中に納まる図案は格が高く、清明手前や棚手前に使う
今橋治楽
「見守っているよ」ときこえた気がしました。
今年もあと3ヶ月・・・気がつけばもうすぐ名古屋での個展です。
ギャラリーの方との打ち合わせに行ってきました。
京都松栄堂のマエストロ貴古の世界展から今日まで1年間休みなしでした。
マエストロ貴古、どこまで頑張れるかな。。と半分不安でもありました。
でも、本当になんとか、ようやくつながって、今年も名古屋で個展です。
みなさまに感謝。ありがとうございます。
そんなこんなで、はじめて、神様にご挨拶。
熱田神宮に心静かにご挨拶に行きました。
まずは、地下鉄一日乗車券を買いまして・・
京都とはなんだか違う。なんて力強いのでしょう。
びっくりするほどの迫力です。
もう少しはやくにご挨拶するべきでした。
三種の神器のひとつ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀り、なんとも厳かな雰囲気。大楠は動き出しそうです。おみくじもひいてみました。(*゚▽゚*
こちらが本宮の前です。
なるほど、力強いはずです。
おみくじには、目立たずにじっくりと慎重にと、書いてあります。
調子にのるのはまだまだ早いということですね(^O^)
神様に良いことを教えていただきました。
お昼ご飯はこちらです。
大名古屋ビルヂング
ごちそうさまでした♥
名古屋へは、京都から高速バスで2500円ほど(往復割引あります)
新幹線に乗らずに在来線でも2時間と少しです。新幹線ならあっという間に名古屋駅。
マエストロ貴古の世界をどうぞお楽しみに。京都から大阪からもぜひどうぞいらしてください。
(*゚▽゚*)
8月
慰霊の月です。
小川流の親しかったお仲間がお二人旅立たれました。何と
京都ではお盆があり、大文字の送り火があり、故人を偲ぶ
そして又、「戦争と平和」を考えなければならない月でも
お仏壇のあるお宅では、毎日お茶をお供えすると云う習慣
美味しいお茶をお供えしたいものですね。
↑大明宣徳年製のうつしです
四代貴古造
ところで、以前御家元がビハーラ学会と云うホスピスの会
それ以来、お茶と人との関わり合いについて色々思うとこ
その人の人生に寄り添うお茶が必要なのではないか、と思
今年はどういう訳か、台湾の美味しいお茶を頂く事が多く
夏バテの少々気落ちした私に「清風」を送り込んでくれる
杉本博司
趣味と芸術
味占郷
4月16日(土)より6月19日(日)
に貴古窯の器が取り上げていただいています
13番の写真です。
チラシより
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『婦人画報』で連載された「謎の割烹 味占郷」の中で、
杉本が各界の著名人をもてなすために、毎回そのゲストにふさわしい掛軸と置物を選んで構成した床飾りを再現したものです。
同時に、「趣味」として収集した古今の名品・珍品を組み合わることで、新たな「芸術」をも生み出そうとしています。
現代美術の枠を超え、活動を続ける現在の杉本をご覧いただき、この作家の魅力と奥行を十分に味わっていただければと思います。
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写真が素晴らしく綺麗です。
↓図録です。
ぎりぎりのご案内ですが、良い展覧会でした。とても楽しかったです。
文章からもつたわるなにかしら安心感。とっても美しい気持ちになります。
大好きな紫陽花の季節、週末はどうぞ京都へ♪