絵の具でデッサンします。
絵に自信のある人、絵が好きな人には何でもないことですが、
絵の具と筆の使い方には解説や指導法があります。
すぐに上手くなりますし、このまま大学受験の基礎にもなります。
基礎とは絵をきらいにさせないようにすることです。
マンガでもよいし、お兄ちゃんお姉ちゃんのマネでも、
とにかく、作者のお話をよくきいてあげることが基礎になります。
勇介君(中3)いつもありがとう。
想像のものにしても、何か描こうとして色を塗って表現して上手く見せようと思ったら、色つきデッサンは必然です。
今日は ①でこぽん ②お玉
です。
①でこぽんを描く
まずは下描きします。
きちんと書くべきところはどこでしょう。
果物はすべて一つのお花だったということです。
当たり前のどこでもあるものに、意味を見つけ出してストーリーを作ることからデッサンがはじまります。
それで・・
説明なしで描いてこのような感じになります。
まずは球に見えるように描くとはどういうことでしょうか?
こちらは解説ですが、面に沿った筆の動かし方です。
球に見えるような、表現をモチーフから探し出すということが説明になります。
こちらが、小学生の絵です。
とっても上手です。見るべきところがわかるということ。
適当にしていいところときちんと書くところがわかっている。
小学5年生ですが、中学生のレベルです。
ここにいたるまでですが、
小学2年生。天君です。
横にあるのが科学絵本です。観察するということはいったいどういうことでしょう。
あるがままを見ることがどれほど素晴らしいか。
素直な目と感動がまず初めにあります。
デッサン力とはこういうことです。あるがままをまっすぐに見る力です。
それからホカホカとあたたかい心で絵をかきます。
観察に充分時間をかけて、さっとかくのは、素描の基礎です。
上手いとか下手だとか、何もわからないのに 評価したりすることよりも、心の動きに注目しましょう。
見えたように描く。このように見えたということを、褒めてみんなで喜んでいきましょう。
(デッサン 作者 天君 ありがとう)
②お玉を描く
お玉をかく。
自然のものは、それぞれの形ですが お玉はどこにでもあるものなので一番大事なのが下描きです。
これが小学生の絵です。
こちらは3年生です。よく理解しています。しっかりと使えそう。
きれいにかけていますね。形をとるというより、どうやって何のために使うか興味がある人の絵だとわかります。
まず、用途を理解しているかどうかが問題になります。
さて勇介君のパレットを見てください。これは、父親のパレットです。若い時から使っていたものです。
このパレットに絵の具を出したのは・・33年前。絵の具は出しっぱなしで表面は乾いていますが少しずつ永和のアトリエ遊でみなさんが使っていたので、絵の具が足されていい感じになっています。
ちょっと混ぜただけでも、誰かが見守ってくれるような感じがしますね。
こわがらずに手数がでています。なぜ、無彩色のもの(白黒グレー)のものにこんなに色をつくるのか?ということですが、
黒を使わないで、無彩色をつくっています。捕色を混ぜています。反対の色をうまく使って当たり前の黒に見えないように工夫しています。
たとえば 赤と緑少しの青を混ぜて グレーをつくっています。
あるいは茶色に水色を混ぜて、ふしぎなグレー。
無彩色にも色を感じる工夫です。
ちょっと写真ではわかりにくいですが、頑張りすぎでボロボロの紙になっています。
さてさて書きはじめから1時間30分です。
まだまだいっぱいあるけれど、今日はここまでにしよう。
紙に穴があきそうだから、完成ということにします。
色んな色がたくさん感じられるあたたかい絵になりました。
色彩構成で色の基礎を学び、着彩でその色の基礎を活かし デッサンするという仕組みになっています。
スパイラルになって、気がつけばなんでもできる基礎になっています。
技術ではなく、道具の使い方、はじめの手ほどきがあれば自分でどんどんふかめることができると思います。
大人ならだれでもいつでも今日からでもできる絵の勉強の基礎です。
文章で伝えるのは本当に難しいことですが、いつでもだれでも うまくかくことができるのです。
http://fusimi-art.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-9997-2.html
教室の様子です。