春休み以降、中学生1年生の次男とようやく美術館やコンサートに出かけていく心の余裕が出てきました。
次男は、美術館を素通りするタイプの子どもでした。兄がじっくり観すぎるので退屈だったのでしょう。
昨日アトリエで話しました。
「ぼくな、ピカソの絵わからへん。」
半泣きです。「もっとわからへんのは、その絵を見てなアートやなぁっていう人。もっとわからへん」
それで、
「お母さんも本当のことはわからへんよ。わかったふりする人もわからへん。
お母さんと一緒や。それでいいねん。ピカソもそれでいいってさ。」
ピカソの言葉にもあったのですが、故元永定正氏も仰っておられました。
「抽象画を誰もが理解しようとする。
でも鳥の声は理解しようとはしない。」
ピカソの絵、今すぐわからなくていい。
お母さんもようやく陶芸のこと、最近少しだけわかるよ。
少しだけどね。
中学一年、次男のふしぎちゃんスケッチです。