名古屋での個展がもうすぐ始まります

今年もあと3ヶ月・・・気がつけばもうすぐ名古屋での個展です。
ギャラリーの方との打ち合わせに行ってきました。

京都松栄堂のマエストロ貴古の世界展から今日まで1年間休みなしでした。
マエストロ貴古、どこまで頑張れるかな。。と半分不安でもありました。
でも、本当になんとか、ようやくつながって、今年も名古屋で個展です。
みなさまに感謝。ありがとうございます。

そんなこんなで、はじめて、神様にご挨拶。
熱田神宮に心静かにご挨拶に行きました。

まずは、地下鉄一日乗車券を買いまして・・

京都とはなんだか違う。なんて力強いのでしょう。

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びっくりするほどの迫力です。

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もう少しはやくにご挨拶するべきでした。

三種の神器のひとつ草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀り、なんとも厳かな雰囲気。大楠は動き出しそうです。おみくじもひいてみました。(*゚▽゚*

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こちらが本宮の前です。

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なるほど、力強いはずです。

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おみくじには、目立たずにじっくりと慎重にと、書いてあります。

調子にのるのはまだまだ早いということですね(^O^)
神様に良いことを教えていただきました。

お昼ご飯はこちらです。

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大名古屋ビルヂング

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ごちそうさまでした♥

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名古屋へは、京都から高速バスで2500円ほど(往復割引あります)

新幹線に乗らずに在来線でも2時間と少しです。新幹線ならあっという間に名古屋駅。

マエストロ貴古の世界をどうぞお楽しみに。京都から大阪からもぜひどうぞいらしてください。

(*゚▽゚*)

京都伏見アトリエ遊 美術 大学受験

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勇介君と進路の話をしました。

芸術大学希望ではあるけれど
京都の「伝統」とよばれるものの本質について京都で学びたいそうです。

京都伏見アトリエ遊で学んだこと、お煎茶や、伝統産業について、広い視野で(哲学で)取り組みたいとのことでした。

頑張って、
アトリエを続けてきて本当によかったことです。
まだまだ始まったばかり。
これからが楽しみということで。
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高校1年生の時の石膏デッサンが出てきました。

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石膏デッサンこれは高校1年の時の私のデッサンです。

当時は田中裕子でした。

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高校1年で予備校に通い、石膏デッサンをしていました。

油絵も描いていました。東京芸大を受験するつもりでした。

作品は東大阪のアトリエで見つかったそうでした。

深江橋の教室とともに引っ越しでもう無くしてしまったかと思っていました。

久しぶりに会えました。

30年以上も前です。

当時も今と同じ。

必死で頑張ってたんですね。。

造幣局の桜をどうぞ♫

京都から天満橋。
深江橋のアトリエ遊の教室までの道のりを京阪電車で20年近くも往復してきて一度も行けなかったのはなぜでしょう。
帰りが遅すぎたからかな。。

今年の最終日にようやく造幣局の桜を堪能してきました。仕事と関係なく天満橋で下車。

それでは、写真だけですが。

最後のお花見を。どうぞ♥

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遅咲き、八重桜なのですね。

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今日は半袖でも良いぐらいです。サングラスと日傘を持って行ってよかった。

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バラの花みたいです

ふんわりしたピンクがきれいでした。

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このあたりで涙が。お花見して泣いてはいけない。がまんしてあるきました。

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来年はもう少し全体が見えるような私になっていますように。

では、また来年。
きっとお花見ができますように。

カオスの仕事場

ものがなくてすっきりした生活、パソコンだけで出来る仕事とか、いろんな仕事があるのでしょうね。

会社を知らずに、ここまできました。世間知らず。。ごめんなさい。

実は断捨離って羨ましいことばです。
「いつか 明日 これまたいるんちゃう?」

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思い切って捨てられる人はきっときっと安定してる。うらやましい。

きっとなにか次のアイデアにつながるんちゃうかな。とか思う。。から、すてられない。

アーティストは多分みんな心の中にカオスみたいなぐちゃぐちゃのどろどろのものを持ってる。その中からうみだす。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
手に豆を作って、いっぱいつくる。売りに行く。これ基本です♪

きっと必ず売れるものや評価されるもの
売れる保証のあるものをつくりたいのでしょう。
わかるような気もします。
たとえばコピーを繰り返していくと
カオスの中からピックアップする力がなくなってしまう。

またそのカオスの中から
がんばってピックアップしたものが評価されなくても、
へこたれない
わらっていられる
ふしぎちゃんとニコニコしているなんて・・

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これまた、すごいことかもしれない。

整理整頓できないことはまた別の問題か。

カオスの仕事場。
明日から4月。
個展のお礼状、おそくてごめんなさい。

マエストロ貴古

美術家からみた子育て

6年~7年ほど前にさかのぼりますが、
陶芸の作品を作りはじめたころです。

後半の人生では、いつか自分が棺桶に入っていく瞬間に・・
その時に私は後悔しないように・・
私がいなくても
自分の子どもたちや、アトリエの若い先生たちがきっと迷わないように、
そしてずっとずっとアトリエ遊が続くように。そういうものを残すと決めました。

それはなんというか、虎は死んでも皮残すとか。。。そんなきっかけを下さった先生がおられます。
チェロも演奏されて、現在早稲田大学で教鞭をとっておられる国語の先生です。
先生と「音楽絵本」とチェロのコンサートをしたときのこと。先生のやさしい「アヴェマリア」ふと思い出しました

当時京都教育大学におられた先生に簡単な作文というかお恥ずかしいことに論文を持っていきました。
先生のアドバイスは意外なものでした。
作家活動「マエストロ貴古」からはじめてみてはどうですか?とのことでした。
なぜだかわかりませんが、私がひどく疲れていて、おそらくご心配おかけしたことでしょう。
当時はとても自信がなく、迷い、途方にくれていたのです。

ここにきてようやくですがその続きのページを綴っていくことにしました。

こちらをまとめ、HPなどで公開するのきっと60歳ぐらいのときでしょうか。
それまで最弱のエンジンで、ネガティブに、アトリエの先生たちと、そっと、静かにまとめていきたいと思います。

私の美術指導のはじまりの言葉は長男が考えました。

私は具体的な形で自らのコンセプトを常に実践しています。
その根本的なものは霧ではなく雲のようなものです。
いままで実践したことを三つの視点でまとめます

それは、お母さんとして、美術家として、絵の先生としてです。

マエストロ貴古は作家活動をずっと続けます。

そして同時にマエストロ貴古の新しい1ページをひらきます。

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次男が幼稚園卒園の時に、決めたことでした。
もう中学1年生になります。
子どもたちが支えてくれたこと、ありがとう、、です。

干支を愛でる さるづくし

平成知新館 毎回感動する美術館です。
今回は猿をテーマに。ふしぎちゃんのお猿さんの作品のためにも勉強に行きました。
~雅な王朝文化や神聖な信仰世界では猿は情緒豊かで深慮崇高、人間のように知的な動物としてあらわされてきました~
パンフレットの文章の通りの作品の数々です。
遠くを見つめる目、高望みをしないでコツコツと、猿が教えてくれました。
しかも、魔が去る、とか、縁起もよくてうれしくなってきました。

十二類絵巻にも面白い文章が・・

「よろずの物のなかに猿こそすぐれた生き物はいない。

春には花がちらザル 秋には月は雲らザル

略~

おめでたいことです。やれやれ。」

って、終わり方もすごくいいなぁ。

おすすめの展覧会です。

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ギョクガン~水晶の目の秘密~

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平安時代の終わりごろに人気のある技法だったそうです。
透明の水晶のレンズに漆で黒目を描き、その周りに赤の円を描き、
その裏に和紙、ブルーの色が少し感じられるように白目を作ります。
最後にうしろから固定します。

そんな体験コーナーもあります。

冬休みにいかがでしょうか。

京都国立博物館は、京阪七条から歩いてすぐです♪

渉成園~枳殻(きこく)邸~11月11日

きこく邸、子どもたちの遠足や小松谷保育園時代からのお散歩コースです。

お庭のお散歩で、季節や四季のうつろいにこれほど感動するとは。まさか、ラヴェルの音楽やクラシックのリズムが自然の中見つけられるとは思っていなかった。自然の中に美術も音楽もありました。今までにはない感動です。(とはいえ、思い描く音楽は子どもたちのバイオリンの練習曲ばかりなのです・・)

「からたち」っていう言葉をパソコンで漢字変換すると・・枳殻・・この文字がでてきます。「からたちの花が咲いたよ 白い白い花がさいたよ」で大泣きしてしてしまったことがあります。(大好きな曲です)

枳殻邸のお庭で本物のからたちのとげを見てきました。本当に痛そうでした。
そんな枳殻邸(きこくてい)きっとすぐにまた行きます。

さてさて2011年11月11日にマエストロ貴古をHPで発表しました。今日は11月11日です。

マエストロ貴古のブログで伝えたかったことの中に、陶磁器の良いものはこれだって言えるような「信」本当に本当のことは何なんだろうという問いかけと、賞でもただ単に売れることでもなく、自分たちが思う本当の本物になりたいという気持ちがあったのです。

今日はまじめに(笑)四代貴古に「清水焼のよいものって何ですか」と質問してみました。
「職人っていうのはうつむいてひたすら作る、自分でどうこう語るものではありません。陶器に芸術はありえない、生活品、日用品です。使っていただいてなんぼの世界ですわ。
清水焼っていうのは貴族の遊びの焼き物で「雅」なものです。たとえば、信楽の壺、備前のかめ というように食料や油などを備蓄するために陶磁器には意味があったものです。清水焼はデザイン癒し、というようなことが用途と同じぐらい重要視されていたんではないかな。」これはあくまでも自分の考えではありますけれど。。とのことでした。

「信念の源を持っていたとしてね、今生きるのが大変で、土地も原料も仕事場もね、維持するのが大変です。生きるのが必死でね、その職業を選択することが目的となるほどのことです。世界を相手にするなんてそりゃすごいことや。どれだけの信念を持って作るかっていうことが伝えたいことやん。ちがうかな。」

その信念になるものは何?と質問すると、一枚のお皿を持ってきてくれました。それはまた次のお話。長男の勇介にも伝えることにしましょう。きっとわかってくれるでしょう。マエストロ貴古HPでは こういうものが本当のことではないかなとか、、きっといつか続きをブログでまとめていきたいと思います。

では、お庭の写真です。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

頼山陽らいさんようが名づけた渉成園一三景

マップ付きです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA印月池の大きなフウとその根っこ

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OLYMPUS DIGITAL CAMERAイブキの古株

 

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ここで、美しいからといって、叫んだり喜んだりしないように・・落ち着いて。池に落ちたら大変です。

寒いし恥ずかしいしね。。

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子どもと一緒ならきっと大はしゃぎできました。

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そして、バレリーナふしぎちゃん。一緒に行ってくれてありがとう。

古川町商店街の路上ライブの様子

10月は家族揃ってイベント続きでした。
まさかまさかの展開です。
金沢の展覧会、まさかの映画祭の絵画展、お祭りの路上ライブ、
はじめてのことばかりでした。

さてさて、古川町商店街。DSC_1286

ハロウインです。オバケに色を塗る工作教室がありました。

木の薄い板にお顔かくだけの工作ですが、大胆なデザインで先生をびっくりさせてしまいました。

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11月1日は5曲の10回公演♪゜・*:.。. .。.:*・♪勇介君

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次男は車海老のつかみ取り、鉄板焼き。

路上ライブはいろいろな場所で演奏します。

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赤ちゃんがやってきました

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ときどき勇介君に手を出しています。(応援しているようでした)

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普通のお店の様子も楽しめました。

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イミンズさんです。飯田輝海先生は今日はお仕事です。

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それで、ふたりのイミンズさん。

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ギタリストの反町さんと勇介です。

この度はボランティアで貴重な経験をさせていただき誠にありがとうございました。

大山崎山荘美術館

ルーシー・リー、ハンス・コパーと英国陶磁

今日は京都府文化賞奨励賞を受賞し、世界的に活躍する気鋭のチェロ奏者 上森祥平氏の演奏と陶芸作品についてのお話です。

上森さんはチェロの奏者ですが解説が素晴らしく、
ハンス・コパーのことをの紹介した言葉です。
「色々な意味で生き抜いてきた作り手の生きた時代の
つつましく無抵抗でどことなく滑稽
しかし強く神秘的人間世界を(かすかな力で)内包してうつしだしていた。」

それはエジプトの作品を紹介した、コパーの文章。
その文章になぜか涙。

いつの時代も、みんな、命を削って頑張ってきたのですね。

・・・・・

オーストリア出身の陶芸家ルーシー・リー(1902-95)、ドイツ出身の陶芸家ハンス・コパー(1920-81)。第二次世界大戦の戦禍を逃れてイギリスへ亡命した二人は、異国の地で長年にわたり同じ工房で働き、ときには共同制作をしながら、それぞれの創作に向きあいました。作風や方向性の違いはあるものの、彼らの作品の多くに共通している特徴は、ろくろで薄くひいたパーツを組みあわせ、納得のいくかたちをつくり出すことでした。薄さゆえのかろやかさを纏(まと)ったかたちとかたちの組みあわせは、抑揚の効いた新たなバランスを生みだして多様な表現を可能にするとともに、都市の洗練に根ざした理知的で静謐な世界観を構築しました。その結晶である二人の作品群は、今なお人々を魅了しつづけています。(大山崎山荘美術館HPより)

では、
お庭の写真をお楽しみください

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今年一年。お休みの日が一日もありませんでした。

二人でお休みできたのは、お友達の計らいです。

夫婦合作で、子育ても、いろいろなことを心配して、応援してくださって。。

皆様に支えられています。感謝感謝。

(友達っていいな。ありがとう。くーちゃん。ゆかりちゃん。これからもよろしくね)