京都伏見お煎茶教室 8月

8月
慰霊の月です。
小川流の親しかったお仲間がお二人旅立たれました。何とも儚く悲しい思いでおります。
京都ではお盆があり、大文字の送り火があり、故人を偲ぶ機会が多くあります。
そして又、「戦争と平和」を考えなければならない月でもあります。
お仏壇のあるお宅では、毎日お茶をお供えすると云う習慣がおありかと思いますが、お茶とお菓子をお供えすると云う行為は最上の敬意をはらうのと同じ事です。
美味しいお茶をお供えしたいものですね。OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

↑大明宣徳年製のうつしです
四代貴古造
ところで、以前御家元がビハーラ学会と云うホスピスの会で「命の甘露」と題して講演された事がありました。その時、お医者様より「人生最後と云う時に、この小川流の甘露な一滴を飲ませてあげたい」と云う話が出ました。我々が使っている煎茶碗なら口から直接入れられるとの事でした。
それ以来、お茶と人との関わり合いについて色々思うところがあります。
その人の人生に寄り添うお茶が必要なのではないか、と思うのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今年はどういう訳か、台湾の美味しいお茶を頂く事が多く、「東方美人」「阿里山高山茶」等々楽しんでおります。
夏バテの少々気落ちした私に「清風」を送り込んでくれる嬉しいお茶です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください