8月
京都39℃の猛暑を記録、と新聞に大きく書かれていましたが、正にうだるような暑さです。
暦の上では8月8日は立秋、秋の気配を感じられるのでしょうか?
京都の8月は、7日から10日まで六道珍皇寺さんの鐘つきに始まりお精霊さんをお迎えするお盆があります。そして大文字の送り火でお帰り頂くと、ようやくホッとひと息つけるといった感があります。
暑い中、お寺さんがお参りに来て下さるので冷たいお茶でもと気を利かしたつもりが、どこのお宅でも冷たいものが出るので先生の所では温かいお茶を頂きたいとの由
そこで冷たい「おしぼりに青楓を添え」と温かいお茶にしました。
考えてみれば、台湾でも中国でもお茶は本来お湯で淹れるものです。
お湯でもってお茶の旨味成分を引き出すのです。
世間では「冷茶」冷茶と注目されているのは大変結構ですが、本来のお茶の淹れ方は忘れないで欲しいものです。
今橋治楽