5月
新茶の季節です。
若々しい緑に包まれた街を歩くのは、とても気持ちの良いものです。
京都では「葵祭」の行事が執り行われます。王朝の雅を今に伝える貴重なお祭りです。
小川流も28日葵祭献茶式、並びにお茶会を務めさせて頂きます。今年も香煎席を伏見教室の皆さんがご奉仕させて頂く事になり、皆さん気合い充分です。
ところで、こんな詠をご存知でしょうか?
「山門を出れば(いずれば)日本ぞ茶摘みうた」
中国明風の情緒溢れる黄檗山萬福寺、生活様式も読経も中国式。まるで中国に来た様な錯覚にとらわれます。昔は会話も中国語だったそうです。
その門を出たら、門前の茶畑から茶摘み唄が聞こえてきて、ここは日本なんだ!と我に返った一瞬を詠まれたものです。
今橋治楽
京都伏見煎茶教室
「紫蘭」
お菓子は「菖蒲」です