マエストロ貴古作陶展~新世界への招待状~
2017年4月19日(水)より25日(火)
大丸京都店6階アートサロンESPACE KYOTO
ふしぎちゃんも登場しています
マエストロ貴古
オンディーヌ
僕が感じたのは色と色が響きあう中で聴こえてくる色の予兆でした。
オンディーヌは僕にとっての父母そのものです
子供が巣立つそれ以前の風景なのだと思います。
まさに器ではないでしょうか。
器は空っぽに見えても様々な時間が足踏みしている。
僕はとても透き通った懐かしさを感じました。
皆それぞれのリアルを目指す日々。二人が目指した二つのリアリティ。
一つは伝統様式の上で成り立つもの。
もう一つは日々の美しさの先にあるもの。
オンディーヌは
それらの起源を喚起する工芸作品です。
つくる中で忘れない純粋性への意思。
その営みを代々繰り返すことで純粋さを保ってきました。
私たちの思うところのリアルとは現実との関係にあるのではなく、祖先が生きてきた毎日とあるのです。
↑長男(NO5)の感想です
京都モダンテラスにて
母と長男と私の3人でティータイムです。
見上げれば桜の花がもう咲いています
温かい紅茶と。
季節のフルーツタルト
柿のお味です。↓
栗のコーヒーゼリー栗パフェ
スプーンは3つでした。3人でいただきました。
「夜のガスパール」は、ルイ・ベルトランの詩集、およびそれを題材にしたモーリス・ラヴェルのピアノ組曲である。
その中にでてくる水の精霊の名前が「オンディーヌ」
その波(和の水の表現)を表現しています
無事にセンター試験が終わりました。
次は実技です。
受験生は勇介くん。
それで長男に手紙を書きました。
「文化という立場にたってよく両親を助けてくれてありがとう。
ここからのメッセージは「マエストロ貴古」という活動を通じて感じた血の通った本当の実践によるものです。
キラキラした受賞歴もないけれど
親らしいこと、何一つできなかったけれど
これからの勉強に役立ててください。」からはじまるメッセージ
長男No.5勇介へのメッセージです。
今日のデッサンは雉でした。
まるで生きているようなぬくもりを感じる剥製の雉です。
必死の様子があらわれています。
センター試験の結果は、、もう終わったこと。
次のテーマに向かって集中していこう。
11月
お茶の世界では本来「茶人の正月」に当たりますが、9月19日に御家元が逝去された為、今年は自粛し御家元を偲ぶ月としましょう。
御家元はお稽古場の大好きな方でした。お弟子さんらと会話をしながらお茶を頂く、そこにポッと一言「金の言葉」を下さいました。
その積み重ねが今の私の財産となっております。この財産を一人でも多くの小川流を愛する人々に伝えていかなければと思っております。
先月より御家元のご意向により剛和氏が作られた作品をご紹介しておりますが、今回は「鷺の水注」です。これは三清庵の一番上にある茶室(風の茶室とも言われます)「参鷺庵」誕生に合わせて作られたものです。
「参鷺庵」の襖絵は下村良之介画伯の手によるものですが、そこに三羽の鷺が描かれており、それに因んで三羽の鷺を浅黄色を入れた五彩の色を使って作って欲しいとの要望により出来たものです。
この鷺の水注が出来た事により、やがて鴎盟手前誕生へと繋がっていくのです。
格調高い一品です。
今橋治楽