石膏デッサン

高校1年生の勇介君です。個性的で感受性が強い人は「ありのまま」が強すぎる絵になってしまうのです。
そういうひとは「ありのまま」の絵から一歩踏み出さなければいけません。
誰が見てもわかる絵を描くことが入試の絵の第一歩です。

勇介君にとっては、先生が「おかあさん」です。泣いたり笑ったり、お互いに一歩我慢しながら、でも尊重しながら過ごす3時間です。

「描き方がわからない」というときに、どうすれば上手に描けるかわからない。という気持ちが含まれています。
うまく描きたいという気持ちは、比較の上でおこる気持ちです。

今日はまだ描き方を気にしているので、鉛筆の使い方などの説明をして、とにかくどう見えているか考えています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

目のところでようやく描き方を気にしなくなりました。
なんとか「なるほど」というきもちにたどりつけた様子。
入口までは遠く、そこから楽しくなれば簡単なのが石膏デッサン。

壁を乗り越えればまた新しい世界が必ず見えるものです。

動物園に行きました。

去年は年末が大変でした。いよいよ過労です。なぜか私だけが過労。そんなに働いてないのになぜ?
という感じです。個展前の反省のひと時。。
リフレッシュのために動物園に行きました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それから・・動物の顔や骨組みをもう一度確認しようと思って、動物園に行きました。

私がふしぎちゃんを作るとき、粘土を触るときに気にしているのが、動物の骨です。骨をさわっているようにして、粘土を触ります。だから、ふしぎちゃんの目を描くときに ここが頭蓋骨から目にかけての部分。ここが目だな、と思うように作品がができているのです。

かわいい+「こわい」が入っています。この動物は骨になると顎がどうなっているのかな・・?という気持ちです。石膏デッサンの基礎でもあります。

それから、観察。たとえば擬人化して何を話しているか想像します。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「こんにちは。何か御用かしら。ところであなたは何しに来たの?ここは子どもがくるところよ。まあ来ちゃったものは・・しょうがないわね。私の特別のお茶でもどう?子どもには人気ないけどね」

と、言っているようです。冷たいような温かい目(笑)でじ~っと見ています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこのライオンさんは、入っていすぐのところ。「お久しぶり~♪」という感じでご挨拶。

 

スケッチブックも持っていきます。

時々立ち止まったり。また少し考えたり。
色々です。
自分の考えてやってきたことが本当にこれでいいのかな?
と、考えたい時。だれにも言わずに、ひたすら自分と向き合いたいときがあります。

そんな時にぴったりの場所が動物園です。

私のこれからの作品はなんだろう。と思ったときにこのような言葉をみつけました。
「芸術は、一種の遊びかたわむれからうまれたものとも思われる。主として冬のストーブの側で作った。作るときは無我夢中の境地ではないが、刃物を使うのでくだらぬことを考えないことにしている。つまらぬものでも、私の一生の一瞬を費やして作った者たちである。」

画家 香月泰男 おもちゃ箱より

「楽しみながら作ったものは、いつみても明るい美しさがあって見る人の心をなごませる。」無我夢中でやってきたことに間違いはない。と思うことにする。
今年はもう少しパソコンの前に座ってブログの更新できたらいいなぁ。

京都伏見お煎茶教室

今日はセンター入試や中学入試、阪神淡路大震災から20年の今日 もう一度危機管理をしっかり見直す日です。

アトリエでいつもお世話になっている浪川果舗さん。東山安井にあります。

スーパーでお買いものもいいけれど、近所のお店でお買い物をすることは子どもたちにとっても安心です。
「ゆうすけくん、さっき学校からかえってきたよ。薬局の椅子ですわっていたよ~」(笑)
地域のみなさまのおかげで、高校生になりました。いろんな大人の人に見守られて大人になっていきます。

今も地域の皆様にかわいがっていただいております。

感謝です。ありがとうごいざいます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今日のお軸は「信」
まさに信じて待つ日・・・実力が発揮できますように。今日は信じて吉報を待つ日でもあります。

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鷺の水注 四代貴古

 

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お菓子は 浪川果舗「紅椿」です。

 

京都伏見お煎茶教室

師走   一年を締めくくる大切な月です。
  南座に吉例顔見世興行の「まねき」が上がると、京都の街はいよいよ師走の趣となり何だか気ぜわしくなってきます。
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お歳暮、年賀状の準備をはじめ新しい年への準備に何かと忙しいものです。
こんな時、熱々の香ばしい香りのお番茶はひと息つくのにもってこいです。
お茶には再生するパワーがあります。… 薬としての側面も持ち合わせているのですね。
12月22日は冬至、ゆず風呂に入ったら一年を振り返ってみましょう。反省も出てくる事でしょう。
来年は未が来る年「未来」です。新しい年を希望に満ちた思いでスタートを切る為に、残りの日々をしっかりと締めくくりたいものです。
京都伏見アトリエ遊 お煎茶教室   今橋治楽先生

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まるで讃美歌をうたっているようなお菓子です。

教室では1階がバイオリン教室 2階の和室がお煎茶教室となっています。

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京都伏見アトリエ遊 お煎茶教室

菊尽くしのお茶の教室でした。

 

「うずくまり」ってご存知でしたか?ちょっとしらべてみました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

人のうずくまっているような姿であるところからの名称だそうです。小壺の花入れ。農家の豆入れ・種壺、油壺を掛け花入れとしてもちいられるようになったそうです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 貴古窯の器に菊のお花です。

11月京都伏見アトリエ遊お煎茶教室

茶人の正月です。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA
この月、壺切りのお茶事があります。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
一般には「口切り」と呼ばれますが、建仁寺さんと小川流では「壺切り」と呼びます。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
5月の新茶を銘柄ごとに袋に詰め、それを青磁の大茶壺にいれ、周りを煎茶でぎっしりと埋めて密閉しこの月まで寝かせておきます。
そして11月の良き日に(お天気も含めて)御茶師の印と御家元の印の押された茶壺の口の封印を切り、中から一つ取り出して皆と祝います。
正に茶人の正月です。OLYMPUS DIGITAL CAMERA
これから迎える最高に美味しいお茶の季節を、じっくりと、そしてしっかりと楽しみ味わいたいものです。
今橋治樂