今日の教室の様子です。
扇子
葵祭煎茶献茶祭
ご奉仕の折にいただいた御扇子
お茶会の様子は現在まとめています。↑
お菓子は、あやめ
お花は、
蛍袋 鳴子百合 紫蘭
です。
四月
入学式、入社式、異動、転勤など人間関係が大きく変わる月です。
最初に顔を合わせた時や話した時の印象は大事なものです。
その時に発する「言葉」も、人間関係を作っていく上で大きな影響力を持ちます。
「言葉のちから」ですね。
私が三十代の時、小川流のお稽古を担当するにあたり、目上の方への指導に非常に困った事がありました。敬語ばかり使っていては上手く、素早く、的確にお伝えする事が出来ないのです。
指導するにあたり一番大切にしている事は、いかに美味しいお茶を淹れられる様言葉で誘導するかです。
ここで「言葉のちから」が問われてきます。
文節は短く、その瞬間に合わせて言葉を入れていく。
なかなか難しいものです。
それでNHK京都放送局アナウンサーの開講しておられる「話し方教室」に通いました。そこで得たものは沢山ありましたが、特に、我が国の文化は我が国の美しい日本語でお伝えするのが一番良いと云う事でした。(通じないと話になりませんが)
そして、「言葉が人生を作る」と云う事も学びました。
四月、この事をもう一度思い返し美味しいお茶と共にスタートを切りたいと思っております。
今橋治楽
京都伏見アトリエ遊のお煎茶教室が
綾鷹のCMの監修をさせていただきました。
三月(弥生)
京都に限らず三月三日は「雛祭り」の行事やそれに関わる物で日本中が賑わいます。
デパートのお菓子売り場にも各店が工夫を凝らした可愛らしい雛菓子を並べています。お孫さんのおられるおばあ様方が、孫達にと買い求められる様です。実際大人の私達でも、この愛らしい雛菓子を見ると嬉しく優しい気持ちになります。口に含んだ時の喜びも、乙女らしくなるから不思議です。
「茶菓両友」の言葉通り、美味しいお菓子には美味しいお茶が付き物です。お茶がないのは片手落ちですね。
先日新聞で、最近は「経済効果」ばかりに気をとられていて「文化効果」の重要な役割をなおざりにしているとありました。
本来の意味、節句という概念を理解せず、ただただ可愛らしいから、女の子の節句だから、皆しているからに流されることなく節句の持っ意義、それが果す「文化効果」も見直したいものです。