ドイツマイセン窯のデザインです。古いもの・・何年に作られたものだったか。
調べておきます。
当時の貴族の会話にはトーキング・ピースとしての役割があった。当時の食卓には話題に事欠かないようにいろいろな工夫がされていたというわけです。
つまり・・昆虫が薄気味悪いという感性ではなく、名称・季節・生体・などをめぐって会話がつながってゆくように、各人の食器に散らされているというわけです。
昆虫はデザインとしてその技法において、必要最低限のシンプルな線に集約され、図案として工芸品にとりいれらて、生活をゆたかにしていったということです。
昆虫を描く
昆虫を描く
絵が好き。絵が得意。楽しいなら・・・手ほどきはいりません。
学校の美術でも、かき方は教えません。
でも、お絵かき教室にくる子どもの中には、
聞き分けがよく おとなしく 真面目で どちらかといえば、絵は苦手だという人もいます。
「どうやって描くの?」かき方わからないって・・親だってわからない。
大丈夫・・○がかければ大丈夫なんです。
0歳からの
なぐりがきから絵の具遊びを、またやればいいかもしれない。
でも、ある程度の巧緻性ができていれば、お手本通りにかけば描けます。
お手本ってこんな感じです。マンガがだめではないのです。
5歳児さんは、うまく描きたいのです。
もし、着眼点が面白く、絵に自信があれば・・描きます。私が大事にしていることは、嫌いにさせないこと。
お母さんや先生に褒められたいっていう気持ち。
望み通りにかいて、褒められたいという気持ちです。
先生が漠然とあいまいに、
「モチーフ見たまま描け。」っていっても、それがわからない高校生もいます。どうやって描くの?って言います。でもそんなこと言えません。
どんな年齢であっても、描き方がわからないから 習っているのです。
すきならこうやって取り組みます。
トンボ 迫力あります。
バッタ うまいうまい。飛んでいきそう
でっかい虫の絵です。右の絵は、虫ホテル。
・・・・・・・・
そして、むしが嫌い。という方はどうぞ・・
これは、
虫の絵です。絵も得意ではないらしいです。本人の話です。
それでも、
でもお手本をみれば描ける。
図鑑をみれば描ける。イキイキして見えるのはなぜでしょう。
作者が楽しいのではないかと思いました。
どの絵も伏見教室で描いた最近の作品。1年以内の作品です。
剣人くん 朗くん 憲くん 天くん
ありがとう。とってもよくできました。
昆虫を作る
工作です。
廃材を使っていろいろな虫をつくったり・・釘と木でこんな虫もできますよ。
さて、こんなことをしていったいどうなのか・・っていうお母さんもおられる。実は保育士さんにもそういう疑問を持っておられるかもしれません。
私が考える工作とは・・たとえば。以下抜粋します。
稲盛和夫氏の言葉より
■自燃性の人間、可燃性の人間、不燃性の人間
ここでいう燃性とは、物事に対する熱意や情熱を表す。自燃性の人間とは、自分から率先して物事に取り組み、エネルギーを周囲に分け与える人を指す。可燃性の人間とは、自燃性の人や、既に燃え上がっている可燃性の人の影響を受けて燃え上がる人を指す。不燃性の人間とは、周囲からエネルギーを与えられても燃え上がらず、むしろ周りの人から熱意や情熱を奪う人を指す。
・・・・・・・・・
工作が好き。
(特に粘土という素材は)
工作は自然性が必要です。
たとえば、大学を受験する年齢になってから「なんか好きなことで、大学に行こうかな。」という態度姿勢では絵だって工作でも全く話になりません。どのような進路においても心配です。
私は、大学受験の美術においてはかなりの合格率を誇っていました。
それは、まず この自然性を見分けることからはいりました。
「頭が悪いから絵でもかこうか。」などという発言には特に注意していました。
絵がうまいとか 才能ではない この自ら風をおこしてまた人を集めて、何かやろうとする力があれば、
絵はうまくなるのです。
特に「工作が好き」というのは 自然性を持っている人には必ず感じられるものです。
ですから、昆虫というテーマにかかわらずなんでも。
立体物に取り組ませようとすることは、人間性を養うには欠かせない遊びでありまた学習と言えます。
お手本がないし、失敗も成功も自分できめるわけです。
受け身ではなにもできません。
これこそが、赤ちゃんから大学受験生、大人まで共通のテーマです。
なんだか、つくりたい。描きたいという気持ちを評価することです。
よく作ったね。頑張ったね。
必ず自信になるように。
評価したいものです。
昆虫を描く~番外編 丸が描ける
○が描けるってすごいことですよ。
スタート地点までゴールで帰れるっていうのは、
フォークにさした食べ物が
お口に入るという劇的な瞬間のことなんです。
拍手です。お父さんお母さん万歳してくださいね。
2歳児になれば・・とかではないのです。
これは運動能力の話です。どんな障がいがあっても、
何歳とかではない。
知能をはかるものではなく、何度も言いますが、素晴らしいこと。
目的地にいって、そこから帰ってくるっていうことです。
記憶してスタートに戻る。
○がかければすばらしい。なんでも描けるっていうことです。
番外編~昆虫を描く~
昆虫を描く~0才児から
私が実際に子育てをしていて感じたことです。
赤ちゃんと一緒にお母さんが遊ぶ。
赤ちゃんとともに、成長を楽しむ。
いざわが子を前にして遊ぶ緊張。
向き合うことの恥ずかしさ。
ありませんか?私はめちゃくちゃ気負いましたよ。
そりゃ初めての命ですから、責任を感じるということかな。。
説明は省略~♪
歌ったり、お話を読んだり・・とっても恥ずかしい。
いきなり「ぞ~さん。おはながながいのよ」ってね・・。
でも子どもはお母さんのかかわりを待っています。
お絵かき教室にかよわなくても、音楽の先生に習わなくてもよいということがわかりました。
そんなに、真面目に向き合わなくても・・ええ。適当に・・やれば・・。
適当が難しいんですっ。
で、「昆虫を描く」ですが・・
用意するもの
指紋とはんこ台です。(絵の具チューブそのままでもよい)
紙と鉛筆です。
追
はんこのキリギリスは購入。追加してみました。「ピノキオ」に出てくるお話はんこです。
たとえば・・
[アリとキリギリス]っていうお話
いまでも、あんなに怖い話はないぞ。って中2の長男が言っています。
虫ほどこわい生き物はない。
と言いますから、この遊びは、楽しむだけのもので、虫が好きになるわけではないようですが・・。
実際は、こんなお顔ですもの。こわい~
ありだって、
わ~気持ち悪い・・って。思わないように。子どもは大好きなんですよね・・。
昆虫を描く2
小学校教育指導要領ではどのように理科では習うのでしょうか。
美術という教科はどの教科とも合わせて説明になり、知識量により詳しく丁寧にデッサンすることができます。
以下が理科の教育指導要領です。抜粋しています。
昆虫
身近な昆虫や植物を探したり育てたりして,成長の過程や体のつくりを調べ,それらの成長のきまりや体のつくりについての考えをもつことができるようにする。
昆虫の育ち方には一定の順序があり,成虫の体は頭,胸及び腹からできていること。
そして、この表が分類表です。
この表はわかりやすく、よく覚えていませんが、説明には便利です。
この表のように 生物と無生物 動物と植物 脊椎のあるなし・・・。
この話は就学前の子ども 5歳児でも興味深く感じてくれることもありました。
先生が深くテーマとかかわることが 絵の指導の第一歩といえます。
昆虫を描く 1
昆虫を描く~プロローグ
お手本を見てそのまま描くのがデッサン。そして絵がうまいこと・・と思うのが普通です。
でも、実際はモチーフが目の前になくてもかけることがデッサン力。そして、また絵が上手な人の特徴なんです。
もちろん見たままに描くことがダメだというのではないのです。
モチーフを見なくても多くの情報を持っている人が上手にかけます。
たとえば、感触とか顔とか触覚でもなんでも。たとえば多くの文章でも、書ける人がうまい絵を描きます。たとえば虫といえば、どんな虫?どこで見た、かわいい?気持ち悪い?それとも痛かった?などです。
経験と興味関心をどこまで絵に盛り込めるか。
たとえば、作文とよく似ています。
どんな季節のどんな虫を描きたいのかを多く知っている人は絵が上手なんです。
もし絵がうまくなりたければ、小さいときから興味関心をもって観察すること、漫画でもいいから描いてみること。
たくさんの遊びと、そこで発見したことを感動して記憶していること。
九月になったら虫の声が聴こえてきます。どんな虫がどうやって鳴いているのか関心をもってみましょう。
指導者はどのような工夫をすれば、子どもたちの興味関心を引き出すことができるでしょう。
実際の課題と指導例をあげてみたいと思います。
昆虫を描く
どんな 鳴く虫がいるのでしょうか?
http://homepage1.nifty.com/magpie/insect/mushishizure.html
色々な虫の鳴き声をきいてみることができます。
昆虫についていろいろなことを学んでみましょう。
1生き物の中の昆虫
2昆虫のしくみ
昆虫の絵を描く
3昆虫の工作
4音楽と昆虫
秋のテーマにぴったりです。
伏見教室にて 昆虫を描く
子どもの絵っていつから写実的になるかというと、小学校高学年あたり・・という、専門家の答えがかえってきます。もちろんそれはそうでしょう。頭の中で深く理解してより正確に描こうとします。
でも小さい時、幼稚園のころの絵のうまさというのは、シンボリックなものを描いていくことも 否定しません。むしろすすめています。保育園時代にマンガみたいな絵を描かされたから間違った指導だ・・ということは決してありません。
むしろ、幼稚園 保育園の先生のほうが絵の先生よりも、子どもの心に寄り添うことができているとも思います。
さて今日は昆虫。
カブトムシはこんなん?って聞くと、
「そんなんちゃうで。先生全く違うねん。羽がこうなって・・こうなって・・。描くわ。」
この凛々しい横顔。高学年になりました。
彼は、U介と同じように、ことばの教室に通っています。専門家が同様にどんな判断を下しても、その特効薬などはありません。毎日の生活成長をともに喜び合って支えることが絵の大事な役割です。
成績を上げるのにも、絵は役に立ちます。でも、本人が楽しく機嫌よく問題に立ち向かう姿を応援することをすべての基本として見ています。取組、姿勢です。
表現で注意しなければいけないのは、写実的に描こうとする力は4歳児にもあります。マンガみたいな絵を描くことばかりではなく、きちんとした空間把握ができる幼稚園児もいます。
写実とデザインと図案と、うまく指導者はチャンネルを使い分けるほうがよいでしょう。
そのチャンネルの数が多いほど、良い指導者といえます。