今年のお稽古始めです。
京都伏見アトリエ遊お煎茶教室
今年もよろしくおねがいします。
九谷写し瓢型徳利
三代貴古作
赤絵龍紋本格煎茶碗
四代貴古
染付龍紋本格煎茶碗
四代貴古
お菓子は「南天」です
京焼・清水焼 貴古窯
平成二十九年 睦月
今年も宜しくお願い申し上げます。
昨年は、六世小川流煎茶家元が逝去されると云う悲しい事があり、まるで大事な図書館を一つ失ってしまった様な感じさえ持ちました。思い返せば生前、六世家元は歴史学者でもあられたので、「煎茶文化そのものを世に伝えたい」と云う思いと、「茶の果たす役割」についてお話下さいました。
「古来いろんな人が知恵と工夫をこらしてお茶を淹れ、親しんできた。それが生かされなければお茶であってお茶でない。本来の良さを生活に生かすのが『日常化』と云うこと。
それを取り戻したいと云う熱い思いをお持ちでした。
伏見教室は今年十周年を迎えます。
教室の皆さんも随分と上達され、記念茶会を開きたいと云うところまで来ました。是非実現させたいと願っております。
伏見教室は六世家元の志を受け継ぎ、お茶と向き合っていきたいと思っております。
お茶の『日常化』に向けて、各自が小さくても何か役割を果たせる一年にしたいものです