紙からつくる

京都伏見アトリエ遊では、多面体をつくっています。
一度つくってみませんか?
簡単にできます。
ユニットで繰り返せば、工作は5歳から。コンパスや定規を使えばますます勉強にもなるしね。
P1019675.JPG
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%A4%9A%E9%9D%A2%E4%BD%93
多面体の説明です
……………………………………………………………….
正多面体の表面積体積は一辺を a とすれば、概略下記となる。

名前と図 構成面 頂点 シュレーフリ記号 表面積とその概数 体積とその概数
正四面体
120px-Tetrahedron-slowturn.gif
正三角形 6 4 {3,3} \sqrt{3}a^2
\simeq 1.732a^2
{\sqrt{2}\over12}a^3
\simeq 0.118a^3
正六面体
120px-Hexahedron-slowturn.gif
正方形 12 8 {4,3} 6a^2\, a^3\,
正八面体
120px-Octahedron-slowturn.gif
正三角形 12 6 {3,4} 2\sqrt{3}a^2
\simeq 3.464a^2
{\sqrt{2}\over3}a^3
\simeq 0.471a^3
正十二面体
120px-Dodecahedron-slowturn.gif
正五角形 30 20 {5,3} 3\sqrt{25+10\sqrt5}a^2
\simeq 20.65a^2
{15+7\sqrt5\over4}a^3
\simeq 7.663a^3
正二十面体
120px-Icosahedron-slowturn.gif
正三角形 30 12 {3,5} 5\sqrt3a^2
\simeq 8.660a^2
{5\over12}(3+\sqrt5)a^3
\simeq 2.182a^3

双対[編集]

正多面体は、適切に頂点を選ぶことで別の正多面体を作ることができる。 代表的なものは各面の中心を結ぶという操作で、

  • 正二十面体 ↔ 正十二面体
  • 正六面体 ↔ 正八面体
  • 正四面体 ↔ 正四面体

の様に作ることが出来る。これらの関係を双対という。このうち正四面体は正四面体自身になる(自己双対)。
ほかには、

  • 正六面体の1つおきの頂点 → 正四面体
  • 正十二面体の適当な頂点 → 正四面体、正六面体
  • 正四面体の各辺の中点 → 正八面体
  • 正八面体の各辺を黄金分割して結ぶ → 正二十面体

などがある。

星型正多面体というものもある。
…………………………………………………………………..

 

これは、サッカーボールで多面体ではないですが、
コンパスをうまく使えば簡単にできます。
P1019674.JPG
まだまだ、アトリエには色々な方法で立体基礎を学びます。

絵の描き方について

「絵の描き方をおしえましょう」に込める思い。
私の子ども二人は教育大学附属校に通っています。
なぜかというと、私自身22歳からこの年にいたるまでまで
大阪教育大学附属小学校の入試について、
調べまとめ考えてきました。
毎年確実に合格させることを目標に。
その結果として、
必ず合格させる、塾でよく聞く目標とはちがい
絵を描くことによって小学3年までの学力をつけることができる。
小学3年までは具体的操作の、目の前のものを動かせることばかり。
国語は音読など、文字や数字といっても、お絵かきでできることばかりです。
そして発表する力をつければよりよいと考えました。
そして、体を動かすことです。
教育指導指針を買ってきて、お絵かきとの関係を調べてみました。
小学校3年生までのことはすべての教科です。
何度も思うことですが、私は教育者であっても教育委員会に所属していないし
民間の研究者です。だから、派閥もなく自由と言えます。
ですから書けることがあります。
入試の研究をする上で附属学校園の特徴とも言えますが
「私たちは教えません・・絵の描き方をおしえません。」と、
まるで、教えないことが素晴らしいことのようにおっしゃることがあります。
描きたいように描かせましょう。
とか、好きな色を使いましょうとか。。
興味があればもっともっとたくさん描きましょう。
という、保育の形(幼稚園)
あるときは、絵はコーナー保育のような形です。
これについて不満があるわけではありません(母親としての視線)
ただ私の経験の中で、
東大阪で公立の小学校授業の「ゆとり教育」の時代に絵の好きな子の時間を受けもったことがあります。
ゆとりの教育のときには
「何も好きなことがない」と無気力に答えた子たちがいました。
その時に、ゆとりという名前の、無責任、見て見ぬふりの放任・・ではないかと、母親として感じました。
もうずいぶん前です。
その時の経験からすれば
教育大学附属校で実践とされる、学校園の子どもたちとの違いです。
言いたかったことは
(母親としてもごめんなさい)
もし描きたいものがなければ、どうしますか?
絵が嫌いならどうしますか?
興味のあるものがなければ・・どうやって描かせますか?
というマイナスのイメージ設定。
わたしは、それについて考えました。
絵は誰にでもできますし、
繰り返し言いたいことですが
弱視や こまりごと 聴力の問題 心の問題・・
色んなことを乗り越えても
自由に表現できる分野です。
附属校では、小学校に入学する段階もうすでに
よい絵をかく家庭が(心の豊かさ)という意味で、
選ばれています。
家庭環境を含み、すでに、表現したいものがいっぱいあって
明るく、豊かな色彩感覚をもっているのですから。
「絵の描き方をおしえましょう。」
というのは、心を解放するお手伝いをしよう・・
という意味で、決して
手芸やお料理とは違うわけです。
順番通りにきれいに作ることが
お絵かきの目的ではありません。
まだ あおいみかん
小学5年
p1018785.jpg
次男が 足を打撲して、みかんを描きました。
ちょっと せつない すっぱい 味。
まだ あおいみかん

丸が描けるまで~3~

子どもの絵は
じつは こういうこともあります。
三島由紀夫 全集より
これは文章の話ですが、絵にも十分にあてはまります。
子どもの文章は表現の奇抜さと感覚のどきりとするような生々しさと、一種のデフォーメーションの面白さによって人の注意をひきます。
子どもながらの文章で人に喜ばれているのは山下清氏の文章でありませう。
しかし それはあくまでも文章として片端のものであって、子どもの唄やつづり方における奇抜さは、年と共にうすれ、山下氏のような一種病人でない限りその魅力はうすれます。
そうして大人の常識に侵されてもなほかつ、内部から子どものように新鮮な感覚がひらめくものが本当の文章の面白さなのです。
子どもは 大人よりもさらに「事物の世界」に親しみを持っています
手にしたオモチャや 庭の木や そこらにころがっている石や 昆虫や動物が、子どもとの間に大人よりももっと深い親戚のような関係を持っています。
その発見がわれわれをおどろかすのですが、われわれはこういう関係を見失っているからです。
そうして この子どもの世界を大人の目からながめた ジャンコクトーの「おそるべき子どもたち」や谷崎氏の「小さな王国」によってわれわれはふたたび子どものかいた文章よりも大人の魂が子どもの世界にふれた文章の方がずっと貴重なのであります。
・・・・・
ちょっと、私の伝えたいことと似ています。
ありがとう。資料提供 U介さん。

丸が描けるまで~2~

赤ちゃんの絵は芸術作品ではない・・
子どもの絵(特に3歳までの絵)は神聖なものとして、過敏になる必要はないということについて説明します。
まず、赤ちゃんは
7か月 一人で座れるようになり座って両手が自由に使えます。
9か月 両手に物を持ったり打ち付けたりたたきあわせたりします。
何か描こうとする体ができたら、環境設定という意味で、できたころが(おえかきをする)その時です。
2010-01-01 00.00.00-18.jpg
このころの絵です。P1018489.JPG
しっかりとペンを持っています。
しおりちゃん。
ありがとう。
離乳食が進むと
こっぶを持ってお茶を飲む 
スプーンを持って、食べ物がお口に入る 
など、道具を使って上手に行動をおこすことができます。
手と目の協応運動(動作)と言いますが、指と手と目のバランスのとれた協応運動は生まれたときから いろいろな外界とのふれあいから発達してきます。
協応運動は段階的に少しずつ成長していきます。
  刺激は 五感で集められて 脳に。それから 考えて 運動へ 手へ伝わります。
芸術だといってしまうよりもっと大事な考える脳にも、また身体の発達にも役に立っている。
芸術というわかりにくい枠にはめるより 自由にのびのびと。
そういうことが言いたいのです。

丸が描けるまで~1~

あってもしょうがない。役に立たない。無駄なもの。
芸術は無駄なものです。。
さてさて
本当にそうでしょうか。
芸術は人間に必要なものです。きっぱり。
赤ちゃんの時代から道具を持って丸を書くのにおよそ2年半・・3年・・3年半・・ぐらい
スタートからゴールまで行ける。丸が書けるってすごいこと。
これに優劣がありますか?
無駄なものがどこにあるんでしょうか。
人間に必要なものは「無駄」
文化は必要なものなんです。
P1018466.jpg
大きな○を描く人。早く強くしっかり濃い色を描く人
やさしくゆっくり丁寧に描く人
いっぱい描く人
一つ一つちがう○の形。
お母さんから少しずつはなれ、
離乳食もはじまり外の刺激と充分に受け取って一歩一歩成長します。
記憶力もついて、道具を使い、ハイハイからつかまり立ちへ
今まで見たことのないものに興味津々。
その丸の形と色に一つ一つに個性があります。
あなたの○はこんなだね・・そしてあなたの○はどんなのかな?
個性を認め合って、正解はない。優劣もない。
こういうことが人間には必要で、
絶体に無駄なものではありません。
○を書きはじめて
まず元気でよく体を動かす人は 力強い絵を描いていきます。強い色が好きで、はっきりした○をかきます。
やさしい人はあたたかい○をかきます。配色も線もあたたかいです。やさしい配色を使います。
考える人は工夫して、変化をつけたり実験したりして描いていきます。重ねたり、混ぜたり、実験を繰り返します。
自分で考えてくふうする人は、同じ〇でもとてもいきいきとしています。
画面いっぱいに大きく○を描く子はのびのびしている人というよりは、画面いっぱいにのびのび書くのが楽しいようです。
全く描かない人も、心の中では十分に何かを考えています。
指導者は資格を取るよりも大事なことがあります。
その人(対象)の気持ちになってみることです。
(デッサンと同じです。)
感受性は先生に最も必要です。
○ひとつ描いても、色や形大きさ。
そして性格や個性によって
みんな違いますが、それこそが大事なことで、優劣もなく
子どものすることに無駄はありません。
個性を認め合って、刺激をうけてのばしていくものです。
そういうことがわかる大人であることが大事です。
芸術[芸術を感じる心」は無駄なものではありません。
最後にとても大事なことですが
子どものかく絵は芸術作品ではありません。
芸術的才能とかそういうことよりも
運動の一部であり成長の過程、
軌跡だととらえて、
才能を伸ばすなどではなく、
「ゆうちゃん。まる描こうか~。」と遊びのなかで楽しく、遊びにさそってあげましょう。
そこには、あの人と遊びたいな~と思わせるムードと雰囲気が大事です。
笑顔です。
鏡に向かってにっこり。自然な笑顔を練習しましょう!

6か月の赤ちゃん

赤ちゃんってすごい。
毎日毎日成長しています。
ぷっちプチでは、必ず手形をとって
プレゼントします。
これは しおりちゃんの手形です。
お花にしてみました。
P1017841.JPG
先生が絵にして、完成させるというものです。
そうすれば、見立て遊びのようで、いろいろなことができます。
私のささやかな考えですが、
ぷっちプチでかかわった子どもたちが
大人になって 
あの時の ゆうこ先生の(若い時に)こんなことしてもらったと。。
自慢できる作家になりたいと思うんです。
だから、作家活動も頑張れます!

人体デッサン

人体ではありませんが、・・
私もかんせつ君はよく使います。
たとえば動物園にスケッチにいこうとします。
このきれいな鳥。
どうしても足hが難しいんですんね・・。
furamingo.jpg
それは、この足です。
人間とちがって膝がなんだか後ろなんです。
それでかんせつ君です。9885_439084836187870_984549650_n.jpg
この資料はお友達のページから引用させていただきました。
かかとだったんです。あの曲がるところは・・
それで納得して、スケッチします。
鳥の足がどうなっているか、
頭の解釈が土台にあって、絵の部分はその上に創造されるところです。
ですから、どちらに偏ってもどこか不自然になります。
うまく描く秘訣は、頭で描くことであり(立体的思考)
そして、その設計図を基にその上で見た感じを足していく
その上での
枚数を描き、(やみくもに描けばよいわけではなく・・)
対象をよく見て(訓練して、)
誰かにあるいは自分で評価して(自分で描いた設計図との比較)をして
そしてまたその1枚での絵で表現できなかったものが
次のテーマになって
何枚も描き
デッサン力がつく・・
ということです。
人体デッサンとは少し違いますが、かんせつ君は
四足の動物バージョン
鳥バージョン
魚バージョン
があります。

人体デッサン

小学生なら、キャラクターも描きたいでしょう。
まだ途中の絵です。皇晴くんの絵です。
かんせつくんを使わなくても、このように描くことで楽しくなってきます。P1017006.JPG
マンガを描いてはだめだ・・と言ったりしているうちに、すぐに中学生になります。
小学生のうちには 思いっきり好きなものを大きく描いてみることが大事ではないでしょうか。
それで、うまく描けた。褒められた。そういう気持ちの積み重ねは、絵がうまいことよりもずっと大事です。
自信をつけてほしいと思います。

人体デッサン

人体デッサンをするときに、線が上手くいかないなら、クロッキーをしましょう。
どうすれば上手くなりますか?と言われれば、鉛筆を動かすこと。
100枚 A3のコピー用紙を用意して。そこに2ポーズ描いてみます。
中学3年生でもできます。P1016982.jpg
ただし、一枚一枚注意が必要です。
姿勢 視線 見方 そして本人の情熱がないとできません。
そのうちの数枚に影を描きます。P1016980.jpg
そうやって、描いていると 線が人間に近寄ってきます。
そして、驚くことに 何でもパッと見て描けるようになります。
いつでもどこでも描ける目になってきます。
それから、実際の人間を描きました。
P1016992.JPG
子どもはよく動くのでそれをとらえるのは難しいです。
でもよくできていますね。P1016973.JPG
勇介君です。

人体デッサン

かんせつくん という名前の紙切れをつくって人間を表現します。
サッカー選手をつくっていきます。P1016972.JPG
関節をよく見てつくりましょう。P1016977.JPG
まるで動きだしそうですね。P1016966.JPGP1016967.JPGP1016969.JPGP1016974.JPGP1016978.JPG
P1016990.JPG写真を見たサッカー選手です。
写真ではなくて実物を見た絵とは違いますし、個人差もありますが、小学5年生の絵です。
憲洋くんありがとう。