京都伏見アトリエ遊 煎茶教室

長月
名残と出合いの月です。
まだ残る暑さと迎える秋の気配とが混ざりあった月ですが、今年はことのほか暑さを感じます。
こんな暑さなら、まだ夏のお手前でも美味しいのでは?と思いきや「白露」(草木に降りた露が白濁したように見えることを夏から秋への交代期の目印とした)の頃には秋に向けた扱いの方がやっぱり美味しいものです。
茶味にもそろそろ秋を感じとれる様になりました。

月刊「京都」はお茶と喫茶店と題してお茶に関する様々な事を取り上げ紹介してくれております。
気持ち一つで「お茶」と出会えるチャンスは沢山あります。
伏見教室にも沢山の見学の方々が来て下さればと思います。
京都伏見アトリエ遊 お煎茶教室

 

 

京都伏見アトリエ遊煎茶教室

 

葉月
一気に夏が、猛暑が来た8月。体調を崩されている方もおられるのではと案じております。
暦の上では8日は立秋、暑中見舞いから残暑見舞いに切り替えられても体調は同じ様にはいかないものです。
テレビ等で令茶はエピガロカテキンを抽出出来るので夏にはピッタリと紹介しておりますが、余りガブガブと冷たいものを飲むとかえってお腹をこわしてしまいます。
その点小川流の冷淹手前は身体に優しい飲み方と言えます。滴滴のお茶を二回飲みお菓子を頂いた後のさっぱりと清涼感を楽しむお白湯代わりをたっぷりと頂きます。
この飲み方こそが小川流のこだわりと言えます。
もともと流祖が御殿医だった為、お茶の持つ薬としての側面を生かした飲み方こそが人が生きていく上で大切な事と考えました。
この飲み方で7月23日八坂神社祇園祭後祭り献茶式のお茶会では多くの皆様にお楽しみ頂きました。

京都伏見アトリエ遊 煎茶教室

京都伏見アトリエ遊
煎茶教室

文月
令和元年の祇園祭です。
1ヶ月にわたる神事が執り行われますが、氏子の皆様.関係者の皆様のお勤めに感謝しつつ、神事が無事に終えられます様市民の一人として願いつつ1ヶ月を過ごしたいと思います。

お稽古は小川流の夏のお手前「冷淹手前」に入りました。昨年は白沙村荘のお茶会のお稽古の為「冷淹手前」は取り止めました。ですので二年ぶりのお稽古になります。戸惑う人、新鮮に感じる人、それぞれ。
冷たく甘露な味わいを楽しみます。
世間では「水だし煎茶」に注目が集まっています。
エピガロカテキンを豊富に抽出することができ、又それが熱中症予防になると言われているからです。

暑さ厳しい街、京都
この街にはその暑さを楽しむ知恵と工夫が沢山あります。冷茶もその一つでしょう。
上手に生活に取り入れながら健康に過ごしたいものです。

 

京都伏見アトリエ遊煎茶教室

6月
 そろそろ梅雨入りです。
湿気を嫌うお茶の葉にとっては取り扱いに気を使う季節です。
 時々冷蔵庫で保管するという方もおられる様ですがお薦め出来ません。お茶の葉が脱臭剤の役割をしてしまい冷蔵庫の中のものの臭いが移ってしまうからです。
冷蔵庫ならお茶専用が必要です。
茶缶に入れて密閉し早く使う事です。
 伏見教室の皆さんは5月の下鴨神社のお茶会を無事に終え、ひとまずホッとしていると思います。今月は3月の白沙村荘のお茶会の反省会をする予定です。
 各自が自分と向き合って次への成長に繋げてくれると思います。

京都伏見アトリエ遊お煎茶教室

弥生
新しい元号「令和」の元でのスタートです。
特に伏見教室の皆さんにとっては3月に十二周年記念茶会を無事に終えられ、各々が自身の役割を果たせた充実感を持って迎える月になります。
勿論反省もあるでしょう。でも、それ以上に次に向けての目標が出来たことと思います。その思いを自身の中で明確にして取り組んで欲しいと思います。
桜もその思いに花を添えてくれることでしょう。
上級者は本格手前に平手前の方は下鴨神社のお茶会に向けて文人手前に磨きをかけて下さい。
一つ上のお茶会を目指したいものです。

 

京都伏見アトリエ遊煎茶教室

如月
今年はインフルエンザが猛威を振るい体調を崩してある人も多い様です。
こまめに手洗い、うがいをする事、そしてお煎茶を飲む事。風邪予防にはお煎茶はお薦めです。
2月2日は教室の近くにある「伏見稲荷大社」の初午です。この日にお詣りする事を「福詣り」と言い「志るしの杉」を頂き、お多福さんの顔を家の中心に向けて飾ります。「福が来ます様に」と。
今月はお茶会本番の道具建てでお稽古に入ります。そろそろ心の準備もして頂こうと思います。
各々に役割があり、お手前.取り次ぎ.お運び.そしてお役目と盛り沢山な為、頭も心も混乱しない様にする為です。
案内状の発送も準備が整いました。2月4日は立春です。ご招待するお客様のお手元にご案内が届くと思います。
宜しくお願い致します。

今橋治楽先生

京都伏見アトリエ遊煎茶教室

睦月
新しい時代の幕開けです。


とは言え、まだ4月いっぱいは平成の時代です。
この三十年を振り返ると色々な思いが甦ってくるのではないでしょうか。
夢や希望を持って前に進んだ事・迷った事・見失いそうになった事・等々
そんな様々な場面に寄り添う様に「お茶・煎茶」の存在があったのなら嬉しい事です。一息ついて考えられたのですから。
昨年より皆さんと力を合わせ3月のお茶会に向けて頑張っておりますが、ただ「お茶会」を開くにとどまらず「お茶会」をする事によってもたらされる効果についても考えてみたいと思っております。(お笑いが癌抑制に効果があるみたいな・笑)
薬としての側面を持っ「お茶」そんな「お茶」を文化的に知的に風流風雅に楽しみ場こそ、「お茶会」ではないかと思います。
2020年に向け、もっと身近に「煎茶の世界」に触れられるにはどうするのが良いか、熟練者には求めに応じてそれに向き合える茶会の在り様とは等々
あらゆる可能性を考えてみたいと思っております。
今年も宜しくお願い致します。

 

京都伏見アトリエ遊煎茶教室

京都伏見アトリエ遊 煎茶教室

師走
今年の京都は何時もにも増して華やかで賑やかです。
「南座」が新しくなり顔見世興行が始まっているからです。何方もお洒落をして嬉しそうにお仲間と話ながら「南座」に向かわれる様子は、見ているこちらまで微笑ましくなります。
京都の師走はこうでなければならないと思っております。((笑)

ところで伏見教室の師走も忙しくなってきました。
来年のお茶会の準備を始めているからです。
それにしてもベテラン組を中心にお弟子さん各々が色々知恵を出してくれて準備が進んでいくのは指導者としては嬉しい限りです。頼もしいです。
年内のお稽古をしっかりと努め納得のいくものを掴み、新しい年を迎えて欲しいと思います。

 

京都伏見アトリエ遊 煎茶教室 11月

11月

「壺切り」(一般には口切り、建仁寺さんと小川流は壺切りと言う)の季節です。
熟成されたお味を楽しむ「茶人の正月」になります。
ですが、今年の立冬はことのほか暖かく、背筋がピンと伸びる様な冷ややかさが物足りませんでした。
でもお茶の味は順調です。

 

来年のお茶会は少し扱い難い宜興の朱泥の急須に挑戦してもらおうと考えております。「半陶器半磁」と言って土が呼吸します。ですので土が水分を吸う量も考慮して湯加減をしなければなりません。
お手前の順番によって急須の状態が違っている為、淹れ手はよく判断をしてお手前に望んでもらわなければなりません。
もうこれには一にも二にも経験しかありません。
初めての人が多い中、どこまでやれるか頑張ってみましょう。

京都伏見アトリエ遊 煎茶教室

今橋治楽

 

 

京都伏見アトリエ遊煎茶教室 10月

10月


朝夕の涼しさと日中のしのぎやすさに、ようやく秋らしさを感じられる様になりました。
お茶も段々と熟味が増し美味しくなってきます。
皆さんの腕前も合わせて上げていって欲しいものです。
来年3月のお茶会に向けてのお稽古の中で思うのは、お手前そのものよりも 「歩き方、姿勢、所作、気くばり、言葉づかいのアクセント等々」が気になります。
自身ではなかなか気づかない事だけに、丁寧に注意をし改めていきたいと思っております。

「お茶会」とは、ただ特別な設えの中で特別なお茶を頂くと云うのではなく、受付でのご挨拶を済ませて待ち合いに、本席へと誘われて席入り、そして充実した舞台を見るかのごとき内容をもった茶会であり、又この会に行きたいなぁーと云う想いを持ってお帰り頂くものと考えております。
あくまでも理想!
全てが初めての挑戦だけに、どこまで理想に近づけるものか…..
皆さんと共に精進していきたいと思います。
一人一人の成長が楽しみです。

今橋治楽